温かい
上京して初めて迎えた冬。
「北国の出身だから寒いのには強いでしょ？」
よく言われましたが。
東京の冬の風の冷たかったこと。
乾いた北風は雪国のそれとはまるで違って、芯まで冷える気がしました。しかし今になって思うと外気の寒さだけでなく世間の荒波ならぬ世間の荒風に負けていたのかもしれません。あの時感じた寒さを年齢を重ねて思い起こすと、不安だらけだったあの頃の自分が浮かびます。
やわだったあの頃、随分沢山の方に助けていただきましたが。
中でもひときわお世話になった方が居て。東京のママって呼んで居ました。
最近はお目にかかる機会もなくなっていましたが、年賀状のやり取りだけは続いていて。”東京のママに今年こそ会いたいです。”毎回書いていた気がします。
いつでも会える気でいたのに。ずっと支えになってもらっていたのに。
突然の訃報。
今年はお世話になった方とのお別れが多いです。
コロナ禍で通常のお別れも出来ないし、まだ信じられない気持ちでいます。
これから迎える冬。未熟だった私を大きな愛で包んでくださったママ。
お別れの実感が無いので、ママを傍に感じてこれからの季節を過ごします。
温かい時間をありがとう。感謝で一杯です。
見惚れて
自虐ネタが多いツルシン通信。
昨日、”久しぶりに車に乗れる！”と、ウキウキでキーを持ち。
ルンルンで乗り込もうとしたけど、開かない。
キーの電池切れ？とスペアキーを引っ張り出しても同じ。うんともすんとも。
おそらくはバッテリーでしょうとのことで、JAFさんを呼ぶ。
ウチの駐車スペースは知る人ぞ知る難所でして。その上うちの車は、運転席ドアしかキーを差し込めません。この件はず～～っと懸念していたこと。ああ現実だ( ﾉД`)ｼｸｼｸ…
そこからがJAFさんの腕の見せ所。
七つ道具を駆使して見事ボンネットを開けてくださって。傍でパチパチ👏
神業でございました。もうこれ惚れちゃいそうなレベルですマジで。
終了時のサインをしてて、あることに気付く。
（世田谷基地って書いてますね。なんてカッコイイ！）
「ハイ、ぼくソコからきてます。」
今月で年会費が終わるタイミングだったのだけど、更新していたんです実は。
よかった。
ガッカリな日曜だったけれど、それを打ち消すほどのグッジョブでした。
来年以降もきっと年会費を払い続けるんだろうな、ワタシ。
さいごの
ゴーヤには似つかわしくない、気温。
今日は寒くなりました。
最後の1本かなぁ・・・。
とびらを
この秋でご縁ができて丸5年になる〇さま、40代女性。
「初めてこちらに伺おうと問い合わせの電話をした時の事。」
なんとな～～く、次に続く言葉がみえる気が・・・。
「センセの声、用件のみ！でキレの良すぎる応対で。」
・・・やはりこの件ね。はい、よく言われます。
”電話の声がなんだかコワかった・・・”って人多いです。声色変えて”もしもし～♡”って、出来ないんですよね。まあ、そこまでする必要性はないんでしょうけど。それにしてももう少し柔らかく出来るといいのでしょうね。
「コワいもの見たさもあったんですが(￣ー￣)。」
フフフ。
「おもいきってその扉を開けたら初めのイメージと違う、いい意味での裏切られた感がイイんです。」
そうなのぉ・・・？？
「初めてのお店とか初めての美容院とか、新規開拓をする時ってものすごく勇気が要るじゃないですか。此処の経験はその後の多方面なお店開拓の手本になってるんです。勇気をもって飛び込んでみようって。」
ウフフ。。。
参考にさせて頂きます。
・・って言いますか、
それ以前に電話対応のマイルド化に心がけたいと思います。
苦難を
予報通り雨が強くなってきました。
暫くはお日様を拝めない様なので、ちょっと悲しい。
しかしこれが、秋なのだなあと。
自営業の〇さまとの会話。
「GO TOトラベルやGO TO イート始まって。客足が戻ってきた感はあるけど、まだまだ厳しいね。飲食業はこの後が正念場。生き残りをかけてみんな必死！」
（そうですね。）
「ウチのところとかセンセのところとか、テナントの賃料がない所が一番だね。あとは人件費。」
（ですね。）
「ウチもあと少しは踏ん張る余力があるけど、どれだけ長引くかによる・・。」
自営業の踏ん張りどころでしょうか。
別の方は
「ボクは今回、初めて会社員で良かったと思いました。」
と仰っていました。
本来ならオリンピックイヤーで景気も上昇気流に乗っていたはずですのに、なんだかとんでもない年になってしまいました。
2020年もあと2か月半。
嘆いてばかりいても仕方ありませんので、気持ちを上げて乗り切っていきたいものです。
自営業者も、お勤めの方も。
モヤッと
くもり。
先週、先々週と冷え込んだり低気圧が居座っていたりして。
不調な方が多かったようです。
30代女性の〇さまもそのお一人。
やせ型、冷え性。チビッコの居るママさん。
前回から3か月ぶりのご来院。
「どこかが痛いとかではないんですが、頭がモヤッとする感じがとれません。熱は無いのですがだるさもとれず。辛いです。」
マスクをつけているので顔色は今ひとつ解かりませんが、触れていくと要所要所のむくみや冷えが顕著です。
自分が体調悪くても寝ていられませんからね。
いつもメンテナンスで来てくれている時と大きく変わらない施術。
終えられて。
「あ～～違います。頭のこの辺りがモヤ～ってしていた感じが抜けました。」
良かったです。お迎えまでの時間、身体を横にして休んでくださいね。
またしんどかったら、おいでください。
柿
「柿は奈良だからね！」
〇さまがくださった立派な柿。
（うわっ・・・）そして絶句。
「なに？どうしたの？」
（柿に目がないんですワタシ。それも硬めのが。）
「じゃあ今が食べ頃だよ。」
柿は奈良・・・なんですね。知りませんでした。あ、でも
『柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺』正岡子規の有名な句がありますものね。
奈良も行ってみたいなあ。。
カリッといただきます。ぺこり。
脱ハンコ
最近話題の脱ハンコ。
〇さまと、この話題になり。
（ハンコがらみで、”婚姻届け”話題になっていますが。）
「そうね。婚姻届けって緑色じゃないのね。」
（？そうでしたっけ？？）
「私も書こうとして茶色だったのであれ？って思った記憶が。よくドラマのシーンとかで目にするのは、離婚届けの用紙で。あっちが緑なんだよね。」
（・・・って言いますか、私は婚姻届けに行った記憶が無いのです。記憶を頑張って呼び起こすのですが、全く浮かばず。あの頃無茶苦茶忙しかったからでしょうか。名前を書いて印鑑を押したのは間違いないのでしょうけど、記憶がカケラも無い。それから証人の欄には、どなたの名前を記してもらったのか・・。ずっと考えているんですけど、ずっと、はてな(・・?なのです。全くこんな私って・・・×××。）
ハンコの話題からだんだんと離れてしまって、収拾がつかなくなりました。よろよろ。
改めて己の記憶の危うさに辟易しながら。
雨におもふ
連日の雨。
衣類乾燥機も連日可動。
「野良猫が、たまに来る。」
ニャンのお話を聞かせてくださる〇さま。
たまに手についたひっかき傷もニャンのものらしい。
愛車の上がお気に入りの場所とのこと。
決して口数が多くないダンディ〇さまが、ニャンの話題になると愛おしくてたまらないという表情になる。
「こんな雨だと、どこで雨宿りしてるんだろう。」
こんなに気に掛けてもらって、ニャンめ。軽く妬けるゾ。
愛されているのをちゃんとわかっているのだろう、ニャンが時々貢物を運ぶらしい。それは野生たっぷりの野良ちゃんだから、お聞きせずともある程度想像範囲内です。
「ちょっと取れたモノが置いてある・・・」とか、
全部は聞きたくありません～～。後片付けが、大変ですね。
連日の雨で、〇さまとニャンの事を思い出しました。。
正統派
今日も雨。やはり寒いです。
前回「2か月前から頸が痛い。」と訴えた同年代の〇さま女性。
「朝起きあがる時が一番ツライ。」
指差す箇所は、頸と言いますが随分と前。
手や指の訴えはなく頚部前面と筋の付着部に圧痛あり。
（何かいつもと違う事をしましたか？）
「いやぁ特に何かしたような事は、記憶に無いデス。」
夏の間、職場のクーラーが効き過ぎの傾向にあった模様。
冷えが原因と、思えます。
その辺りを考えた施術をして2週間経ち。
（その後、いかがでした？）この度のご来院で聞くと
「起き上がる際にイタタタ・・・っていうことはなくなりました。押して痛かったところも無いみたい。だけどスッキリという訳でなく。ただ言われたように、冷え防止で巻き物で覆った事も良かったのか。前よりは大分良いです。」
施術の方向は、間違ってないようです。
「仕事中にも巻けるものを買わなきゃって思ってます。」
（ネットでポチすれば？）には
「いや。私は”現物を手に取り見て触って買う派”なんです。」
正統派ですね。