鍼・灸について

当院の依頼で、20~40代の方20名に次のようなアンケート調査を行いました。
肩こりや腰痛の症状がありますか?・・・はい:17名 いいえ:3名
(上記で「はい」とお答えの方に)鍼灸院で施術したことはありますか?・・・はい:2名 いいえ:15名
85%の回答者が肩こり・腰痛の症状を訴えているのに、そのうちのわずか1割しか鍼灸院での経験がないのです。
鍼灸院に行かない理由・・・痛そう・なんだか怖い・未知の世界で想像がつかない・考えつかなかった 等。

鍼灸についての情報が得られないため、怖いものと認識されているようですが、実際の鍼灸とはどういうものでしょうか。

ディスポ(使い捨て)鍼肝炎などの感染を防ぐ目的で、ディスポ(使い捨て)鍼を使用しています。 通常直径0.16~0.18mmの非常に細いものです。およそ髪の毛くらいですので、縫い針(直径約0.5mm)とは比べ物にならない細さです。
受けられた方のほとんどが「鍼をされたのがわからない」「こんなものか?」という感想をおっしゃいます。
筋のこりの緩和、炎症をとる、血流を良くするなどを目的に行います総合施術コースです。必要に応じてマッサージやカッピングを組み合わせたりします。

灸よもぎから作られた良質の「もぐさ」を糸状または1.5mm~2.0mm程の大きさにひねり、取穴したツボにおいて暖めます。 若干効果は落ちますが、跡のつかないタイプもご用意しています。
「風邪をひきにくくなる」「アレルギーなどの症状が改善される」「繰り返すぎっくり腰など弱点になっている箇所に強さがでる」などの効果をもたらします。定期的なケアにより、悪いところだけでなく、全身の免疫力向上として、大きな力を発揮します。

鍼灸Q&A

Q:鍼が痛くないわけがないのでは、と思うのですが・・・?
A:鍼治療で使う鍼は、注射針とは違います。注射針は、針の中央に液を注入させる太さが必要ですし、先端が鋭利な形状になっています。鍼は非常に細いため、人間が痛みを感じる痛点を刺激する確率が低いのです。また、先端も痛みを感じにくい形状に工夫されています。とは言っても、イメージが優先してしまうと、言葉だけの説明では納得しづらいものです。マッサージコースの折に、お試し鍼(オプション料金はいただきません)をリクエストしてご体験下さい。

Q:お灸はやっぱり熱いですよね?
A:火を使っているので、もちろん熱さは感じますが、もぐさの燃焼温度は60度と、他のものよりもかなり低いです。また、熱さを感じた瞬間に取り除きますので、熱さによる痛みもほとんどなく、逆に慣れて来るとその刺激が心地よく感じる人もいるくらいです。こちらもマッサージコースの折にお試し灸(オプション料金はいただきません)でご体験いただけます。

鍼灸による刺激がどんな作用をもたらすのか

  1. 調整作用 組織や器官に刺激を与えて、その機能を調整する作用。
    • ①興奮作用:知覚の鈍麻・消失あるいは運動麻痺のような神経の機能が弱まっている場合や内臓器官の機能が弱まっている場合、それらを興奮させる作用。
    • ②鎮静作用:痛みや痙攣のように機能が異常に興奮している場合に鎮静させる作用。
  2. 誘導作用 患部やその箇所から隔たった部位に刺激を与え充血を起こし、患部の血流を調節する作用。
    • ①患部誘導法:局所の血流が障害されている場合、直接その患部に施術して他の部位から血流を誘導する方法。
    • ②健部誘導法:局所が充血や炎症を起こしている場合、その部位から隔たった部に刺激することで血流を誘導する方法。
  3. 鎮痛作用 脳内から内因性のモルヒネ様物質が分泌されて起こる作用。
  4. 防衛作用 白血球や大貪食細胞などを増加させて、各種疾患の治癒機能を促進。生体の防御能力を高める作用。
  5. 免疫作用 免疫能を高める作用。
  6. 消炎作用 白血球が増加して施術部位に遊走する。また血流改善されることによって病的滲出液などの吸収を促進させ、生体の防御能力を高める作用。
  7. 転調作用 自律神経失調症やアレルギー体質を改善して、体質を強壮にする作用。
  8. 反射作用 組織や臓器の機能を鼓舞あるいは抑制する。

特に灸施術の治療的作用

施術後の血液像(赤血球、血色素など)血液凝固時間の短縮、あるいは循環系に対する作用がみとめられ

  • ①増血作用
  • ②止血作用
  • ③強心作用

などがあるとされる。

鍼灸師について

鍼灸師(しんきゅうし)と呼びますが、資格としては
鍼師(はりし)、灸師(きゅうし)とそれぞれの免許になります。
あん摩マッサージ指圧師も免許が必要です。
それぞれが厚生労働大臣によって免許が与えられる国家資格です。

鍼灸の適応疾患例

WHO(世界保健機関)が鍼灸療法の有効性を認めた病気の一覧です。

【神経系疾患】

神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

【運動器系疾患】

関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

【循環器系疾患】

心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ

【呼吸器系疾患】

気管支炎・喘息・風邪および予防

【消化器系疾患】

胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

【代謝内分秘系疾患】

バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血

【婦人科系疾患】

更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊

【耳鼻咽喉科系疾患】

中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎

【眼科系疾患】

眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

【小児科疾患】

小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善