冷え症 つづき
2:冷え性を自律神経失調症と考えた場合
自律神経機能が失調、これが血管運動機能を障害することで冷え症が生じやすくなる。
3:知覚神経過敏として考えた場合
身体の末端の知覚神経が興奮していると、寒冷に対して特に過敏になるという説もある。
神経痛、心臓病、婦人病などで生ずる神経炎に由来するとされている。
4:その他の側面から。
内分泌疾患では粘液水腫、アジソン病で冷えが生ずる。
低血圧、貧血でも冷え性になりやすい。またバージャー病(閉塞性血管血栓血管炎)や間歇性跛行症の初期でもみられることがある。
脳卒中後遺症では麻痺のある側に冷えを生ずるし、糖尿病性神経障害では下肢の知覚異常と共に冷えを生ずることが多いようだ。
冷え症を生じている原因疾患が明らかなものは、原疾患に対する治療を優先することになるが、機能性であっても器質性であっても鍼灸を行う価値はあるとされる。
職場での防寒対策。入浴はシャワーで済ませず浸かっていただいて。
夜間のエアコンの調整も、(ワタシのように)無意識にスイッチに手をかけてしまうことのないように。
冷たいものはノドごしがいいけどやはり、冷えます。食事もなるべく温かいものを摂るようにしたいものですね。
生姜やネギ系は積極的にとりたいっ!
秋はきてくれるのか・・・?と不安になってしまうけど、とりあえず8月が終わります。
皆さん、もうちょっとがんばりましょう。
冷え症
暑さが衰えを感じさせないまま8月を終えようとしている。
暑いのに、冷え症に悩む女性が多く来院される。
職場での空調環境が、冷えすぎの傾向にあるのは例年と同じなのだが。
この夏よく耳にするのは、職場以外の自宅での環境。
「例年だったら就寝時のクーラーはタイマーセットのみで何とか過ごせていたが、今年はダメ。
タイマーが切れると目が覚める。またちょっとつける。切れると、やっぱり暑くて寝られずまたつける。」
「この繰り返しなので結局つけっぱなしの夜が多い」
「暑いので、シャワーで済ませちゃうことが多い・・・」
働く女性が多く来院する週末は、このような声が多く、足先とお腹周辺が冷え冷えとしている方が続いた。
猛暑の中であるが冷え性について。
冷え症とは、身体のある部分が他と比べ冷たく感じる状態をいう。
腰、下腹、下肢、足先などの訴えをする、女性が圧倒的に多い。
そして多くの場合、冷えを感じる部位の表面皮膚温度の低下があるとされている。
1:冷え症を解剖学的構造から考えた場合。
第4腰椎体の前で、腹大動脈から左右の総腸骨動脈にわかれ、直ちに内、外腸骨動脈にわかれる。
内腸骨動脈が骨盤内臓器に分布して、さらに子宮動脈や膣動脈にわかれるが、
特に子宮動脈は子宮頸部から子宮壁に入り、その側壁を蛇行して底部にむかっている。
なぜこのように蛇行性があるかというと、妊娠時の子宮拡大に備えているためである。
やっぱり、子宮ってスゴイなあ~~
これだけみても、女性は妊娠、分娩によって骨盤内部にうっ血を生じやすいといえる。
毎月の月経前にも、血流が内性器に集まるためにうっ血が起こりやすい。
女性の冷え症の多くは機能性のものといえるが、
骨盤内うっ血状態は子宮発育不全、稀発月経、子宮内膜症の原因をつくるとも言われている。
婦人科の器質的疾患で冷えを生じやすい疾患には、慢性子宮内膜炎、慢性卵管炎、子宮筋腫、子宮発育不全などがある。
つづく
前立腺肥大症 つづき
楽しい時間を過ごして一夜を明かし、翌日。
「いつもより出が悪いなあ・・・」
(ああそう?ゆうべ飲んでたからね。)周囲はそんなに気にしてあげていない。
その日も暑かったし、またビールがすすんで。昼から乾杯していたなあ。
そして、夕方になり何度も何度もトイレに行く。
普段から笑いをとっているキャラなので、こんな時でもウケを狙っている・・・様に見えていた。
「何度行っても少ししか出ない。お腹が張ってきて苦しい・・・。」次第に声も下がり気味。。
(え・・・全く出なくなってきた?)表情もどうやら本当みたい。尿閉にでもなったら大変。
そこで、鍼を取り出した。まず仰臥位にて。ちょっとすると「行ってくる」
さらに腹臥位で施術して、またすぐに「行ってくる」
治療の間に3~5度トイレに行っただろうか。その都度少量ずつではあるが、排尿ができるようになったと。
前日からの長時間にわたる座位。トイレに行く間も惜しかったみたいだし。ビールでの冷え。その朝には暑さにまかせ水風呂にまで入ったというから・・・・。
前立腺にとって良いことがまるでなかったわけだが、鍼灸刺激によって血流が改善されたのではないかと考えられる。身内だから、出来た症例ともいえるかもしれないが。
前立腺肥大自体は、癌との鑑別さえ行なっていればこわいものではないともいえるが、日常の生活では上記のようなことは避けてほしい。
鍼灸に対して受け入れ姿勢でなかった身内の視線が、やっと変わってくれたようで。今回の帰省のちょっとした喜びになった。
前立腺肥大症
楽しい時間を過ごして一夜を明かし、翌日。
「いつもより出が悪いなあ・・・」
(ああそう?ゆうべ飲んでたからね。)周囲はそんなに気にしてあげていない。
その日も暑かったし、またビールがすすんで。昼から乾杯していたなあ。
そして、夕方になり何度も何度もトイレに行く。
普段から笑いをとっているキャラなので、こんな時でもウケを狙っている・・・様に見えていた。
「何度行っても少ししか出ない。お腹が張ってきて苦しい・・・。」次第に声も下がり気味。。
(え・・・全く出なくなってきた?)表情もどうやら本当みたい。尿閉にでもなったら大変。
そこで、鍼を取り出した。まず仰臥位にて。ちょっとすると「行ってくる」
さらに腹臥位で施術して、またすぐに「行ってくる」
治療の間に3~5度トイレに行っただろうか。その都度少量ずつではあるが、排尿ができるようになったと。
前日からの長時間にわたる座位。トイレに行く間も惜しかったみたいだし。ビールでの冷え。その朝には暑さにまかせ水風呂にまで入ったというから・・・・。
前立腺にとって良いことがまるでなかったわけだが、鍼灸刺激によって血流が改善されたのではないかと考えられる。身内だから、出来た症例ともいえるかもしれないが。
前立腺肥大自体は、癌との鑑別さえ行なっていればこわいものではないともいえるが、日常の生活では上記のようなことは避けてほしい。
鍼灸に対して受け入れ姿勢でなかった身内の視線が、やっと変わってくれたようで。今回の帰省のちょっとした喜びになった。
脊椎圧迫骨折
離れて暮らす肉親が、数ヶ月前
「脚立の3段位から落ちた。ものすごく痛い。」こんな電話をよこした。
話の内容から、脊椎の圧迫骨折があるのではないかと思っていた。
「レントゲンをとってもらったけど、骨はなんともないって言われた!」
こんなふうに言うけど、レントゲン画像だと早期には判定できないこともある。
そして先日会った時に、
「なかなか痛みが取れない。そうそう、やっぱり骨がつぶれていたって。真ん中じゃなくて背中の脇が痛い。」
持参した道具で施術することに。
「鍼は痛くないのか?始める時は言ってくれよ。」身内の治療は、やりにくい。
翌日、「いいぞ。立ち上がるときが一番痛かったが、うん、楽に立ち上がれる。」
「気休めかと思ったがそうでもないなあ・・・」とまで言っていた。とほほ・・
圧迫骨折があったであろう椎体周辺の、血流改善を目的にした鍼灸刺激。
本人は一生懸命冷湿布を貼っていた様だが、むしろ温めたほうがいいよと。
もうちょっと頻繁にしてあげられたらいいんだけど・・・と、どうしても思っちゃうから、ちょっとアレなんだけど。
おかえりなさい
「今日入れますか?」
「急なんですけど、大丈夫ですか?」
ひと月ぶりほどの方が続いた。
おひとりは休養でご実家に帰っておられた方。
「仕事にも今週から戻ります。その前にと思って。」
もうおひとかたは、娘さんのお産のお手伝いに!と行っておられた海外から戻られた。
「まだ、荷解きもろくに済んでないけど、とにかくちょっと身体をみてもらってと思って。」
おかえりなさい!な方々と再会して、ああ、夏も確実に終わりに近づいているなあと。
本日も予想最高気温34℃。
感覚が麻痺しちゃいそうになっているけど、時間はちゃんと進んでいる。
どなたさまも、頑張りすぎないで、ほどほどにまいりましょう。
処暑は過ぎても
処暑も過ぎたというのに、おさまることを知らない暑さ。
ふう~~。外を歩くだけで消耗するのがわかる。
通勤電車に揺られて出勤することがないことを、幸せに思わなきゃいけないなあと。
先日乗った電車で。
お嬢さん達の涼しげなファッションに、暑いからねえ・・・と思ってみていたが。
どこに行っても空調は低め。そんな中でのあのいでたちは、無謀に思える。
頸から肩にかけてのぞく肌に、おもわず腕がウズウズ。
鍼やお灸を欲している叫びが聞こえてしまって、落ち着かない。
ご本人より一生懸命に語りかけてくれる肌の悲鳴に、どうかどうかご自愛くださいと。
まだ続くらしいこの暑さ。冷えた空気の中では、せめて1枚のスカーフを・・・と願う。
種
大きな花でたのしませてくれたチョウセン朝顔。
種が出来ているなあとみていたが、イガイガが痛っ!・・・なので後回しにしていたら、
はじけてしまった。中には沢山の種。
花もビッグだったけど、種の数もすごいっ。欲しい方、お分けします。
ゴーヤ
グリーンカーテンにと植えたゴーヤ。今年は上手くいっている。
みて楽しみ、涼しさを感じて、そして何より実を食して!
豚肉との相性はサイコー。苦味を嫌うものが我が家にもいるので、下処理を怠らず。
ああオイシイ。
ゴーヤはウリ科の野菜の中でピカイチビタミンCが多いそうで。
ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせないビタミン!
紫外線でダメージを受けやすいお肌の強~~い味方!
まだまだ続くらしい暑さに、ゴーヤパワーで立ち向かうことにしようっと。
ダメなワタシ
やや涼しい朝。
それでも、朝食を作りながら汗だく・・・・
日中はともかく、夜間のエアコンとの付き合い方に毎夜苦労している。
就寝して1~2時間のうちには切れるようにタイマーをかけているのだが、問題は真夜中。
自慢じゃないけど一度寝入ったら起きません、簡単なことじゃ。
無意識にリモコンを手にとり、スイッチを入れちゃってしまうようで。
その時にはもちろんタイマーなんてものをセットできるわけもなく、
冷えすぎの空気で眼が覚め、「またやってしまった××」と自己嫌悪。
これじゃいかんだろうと、リモコンを手が届かない位置に置き就寝した昨夜。
しかし、やっぱり真夜中震えて目が覚めた×××。
で、エアコンを切ろうにも見当たらないリモコン。
布団の中からでてきたリモコンを抱いて、もぉ~~~アタシってバカバカ!
嗚呼・・・・。