東京都世田谷区の鍼灸とマッサージ 弦巻鍼灸院 ブログ

冷え症

暑さが衰えを感じさせないまま8月を終えようとしている。
暑いのに、冷え症に悩む女性が多く来院される。
職場での空調環境が、冷えすぎの傾向にあるのは例年と同じなのだが。
この夏よく耳にするのは、職場以外の自宅での環境。
「例年だったら就寝時のクーラーはタイマーセットのみで何とか過ごせていたが、今年はダメ。
タイマーが切れると目が覚める。またちょっとつける。切れると、やっぱり暑くて寝られずまたつける。」
「この繰り返しなので結局つけっぱなしの夜が多い」
「暑いので、シャワーで済ませちゃうことが多い・・・」
働く女性が多く来院する週末は、このような声が多く、足先とお腹周辺が冷え冷えとしている方が続いた。
猛暑の中であるが冷え性について。

冷え症とは、身体のある部分が他と比べ冷たく感じる状態をいう。
腰、下腹、下肢、足先などの訴えをする、女性が圧倒的に多い。
そして多くの場合、冷えを感じる部位の表面皮膚温度の低下があるとされている。
1:冷え症を解剖学的構造から考えた場合。
第4腰椎体の前で、腹大動脈から左右の総腸骨動脈にわかれ、直ちに内、外腸骨動脈にわかれる。
内腸骨動脈が骨盤内臓器に分布して、さらに子宮動脈や膣動脈にわかれるが、
特に子宮動脈は子宮頸部から子宮壁に入り、その側壁を蛇行して底部にむかっている
なぜこのように蛇行性があるかというと、妊娠時の子宮拡大に備えているためである
   やっぱり、子宮ってスゴイなあ~~
これだけみても、女性は妊娠、分娩によって骨盤内部にうっ血を生じやすいといえる。
毎月の月経前にも、血流が内性器に集まるためにうっ血が起こりやすい
女性の冷え症の多くは機能性のものといえるが
骨盤内うっ血状態は子宮発育不全、稀発月経、子宮内膜症の原因をつくるとも言われている
婦人科の器質的疾患で冷えを生じやすい疾患には、慢性子宮内膜炎、慢性卵管炎、子宮筋腫、子宮発育不全などがある。
          つづく

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