重くて温かい
「スマホを衝動買いしちゃってね。四苦八苦だよ。」
諸々イケてるオジサマですので、〇さまがこれまでスマホデビューされていなかったことにビックリ。
「此処にお世話になって長くなったよね。」
初めてのご来院は2003年。還暦をちょっとだけ越えていたのですね、あの時は。
親の世代に近いことや我が家の内部事情に詳しいこともあって、施術の合間に交わす会話に私の方が癒されていました。
いつでも的確な人生のアドバイスをいただいてきた感があります。
「自分が一番信じられないけど、もう80になるんだってよ。朝起きて、ああ今日も生きてたって思う。余生、心楽しく生きないとね。仕事も大事だけど、やりたい事叶えていくことも大事だよ。自分を解放させてあげる時間も大事。」
(そうですね。けど幸いなことに此処で仕事をしている時間が嫌いでなくて。)
「そうね。アナタを見てて思うよ、そうだってことが。」
(ある意味偏った人生を歩いてきた気もしていますけど。)
「痛い思いも悲しい思いも、アナタという人間を創ったもの。経験したすべての出来事、関わった人との出会いに別れ、どれが欠けても今のアナタは無かったんだからね。」
〇さまの言葉にはひとつひとつ重みと温かみがあります、いつも。
「今度から予約はLINEでするね!」
もうすっかりスマホを使いこなされてます。さすがです。