子の務め
今朝は雪が舞っておりましたが、今は止んでおります。
庭のミモザが花を咲かせる頃になると、こんなふうに寒くなる気がいたします。
例年の何倍も、寒さが沁みる気もしておりますが・・・。
とにもかくにも2月も後半戦です!
○さまご来院。
「行ってきましたよ~~」
(あれ?これからだと思っておりました。もうお済みになられたのですね、お疲れ様でした。)
離れて暮らされている母上様の所に御用があるとおっしゃっていましたが、私が思っていた時期よりも早かったようです。
(お母様、お具合如何でした?)
「それがね、とんでもなく元気だったのよ。室内で運動できる自転車のようなものを買ってて、毎日僅かの時間だけど続けているんだって。80超えて久しいのに、すごいわよ。前に行った時とは別人みたいで。私の方が帰京して寝込みたいくらいだわ。」
傍にいられない分、心配は尽きませんよね。
”郷里に親がいるので・・・”という方が多いです。
○さまの母上はとんでもなく元気だったそうですが、頻繁に会えない分たまにみられたその姿に切なくなる・・・そんな方が多数派ではないでしょうか。。
離れて心配することも、会って凹むことも、子の務めでしょうか・・・。
○さまのお母様の健脚なご様子には、私まで嬉しくなりました。
ガマンが
昨日は月一の勉強会へ。久しぶりの参加となりました。
同じような面々で頻繁に会っていたので、そんなに空いてしまっていたとは思っていませんでしたが、実は長くお会いしていなかった方の多かったこと!
そうです、考えたらものすごく久しぶりでした。
もちろん臨床家が多いので、そういう話題になります。
「一人にどれくらいの時間をかけていますか?」
「ベッドは何台でやってますか?」
「仕切りは、どうしていますか?」
「換気はどうですか?」
同業者ならではの会話が、あっちでもこっちでも。
開院の準備をしている方は、真剣です。
それから、治療を体感してもらう方もおられますが。
治療をする側の人間ですのに、悪い状態の方が多いのです。
自分の身体をまずはいい状態にして、その上で鍼を持てるのが理想ですよね・・・と、思っておりました。
私自身は今治験期間中なので、治療を受けるのはオアズケ状態です。
このガマンが・・・つらい・・・。
褒められました
少し前に初めていらした若い女性。
「ここのHP、いいですね。ご自分で作っているのですか?」
(信頼できるプロの方にお願いしているんですよ。)
「トップの写真が、とってもいいです。」
(あらそうですかぁ?ありがとうございます。あれは写真のプロの方に撮ってもらったものです。)去年の夏に一念発起して撮影してもらったものを言ってくださっているんだろうと思い込み、照れながら返しましたら
「いや、そうじゃなくて・・・。動く方の写真で、もぐさが映ったものがあるじゃないですか。」
写真違いでした。ハズカシイ。
「あれが、とにかくイイ!!素材と言い、色合いと言い。」
あの写真はwebのデザイナーさんがちょちょっと撮ってくださったもの。
話の後半で判明したことですが、褒めてくださった女性は美大で写真を専攻なさっているのだとか。
いや~~改めて、うちのHPでお世話になっている
Kさんのセンスに、万歳~~したいです。
逃げられないように
お隣で新築工事をされています。
風に乗って漂ってくる木の香りに、懐かしさを覚えます。
イマドキには珍しく少しの職人さんが少しずつなさっているらしい工程に、耳に入る音さえ心地良く感じてしまいます。
職人さんの奏でるこんな音。
出来たらこの先何十年経っても、聴いていたいものだなあ・・・
残って欲しい音だなあ・・・
そんな思いです。
「早いわね~~2月も12日ですって!二月は逃げるって、よく言ったものね。」
○さまの言葉に心から頷きました。
こちらは逃げられないように、必死で追いかけることにいたします。。
過保護でなく
「休日やっててくださって嬉しいわ~~」
○さまご来院。
「私やっぱり、寒い時期がダメだわ・・・。」
今日はいつもと違う主訴をお聞きしながら、
(この感じですと、こういう動きとかをなさってもらうと解消できるかもしれませんね。もちろんそのお手伝いになるような鍼灸をさせてもらいますけど。この冬はやはり寒いですから、身体が冷えて不調を訴える方が多いです。動かすことも積極的になさいましょうね。)
暑い時でなく、冬季に大きく体調を崩された経験のある○さま。
「そうよね・・・。ちょっと自分に過保護になっていたかもしれません。この時期にあれだけ調子を落とした経験があるので、慎重になり過ぎる傾向にあるかも・・・。動かすことも、始めます・・・。」
新たな気持ちでまいりましょうか、ご一緒に・・・・。
節分も、過ぎましたしね。
実はみてくださっている
少し前から、トップページのお知らせ欄に当日の空席情報を記すようにしています。
しばらく経ってからも普通に
「今日空いているところはないですか?」というようなお問い合わせも多かったので、認知度は今ひとつだろうかと思っておりましたが。
昨日は「この時間が空いているとありますが、まだ大丈夫ですか?」直前のお問い合わせだったり
今朝は「今見ましたらここの時間が空いているようですが、伺ってもいいですか?」こちらも直前のお電話でしたね。
そしてその方がいらっしゃる前に同じ枠のお問い合わせがあったり。
結構皆さん、みてくださっているのですね・・・・という印象です。
今日おみえになった○さまはなんと5年ぶりのご来院でした!
(覚えていてくださってありがとうございます。)
「HPはしっかりみてますよ!髪型の変貌ぶりがこれまた楽しい。」
はい、さまよっている感ありますでしょ?
というわけで、注目していただきたいページも出現しておりますが
あたふたとお知らせ欄アップが間に合わないまま開始している場合もございます。
お急ぎの際にはやはりお電話でのお問い合わせが速いと思われます。
そのレベルかも
立春も過ぎておりますが、今日の寒さはまさにこの冬一番。
皆さま体調管理に、いつも以上の心配りなさいますように。
この寒さの中を、知人が来院。
(おや、今日はお休み?)
「休みじゃないんですが、休みにしてしまいました。身体がどうにもだるいんです。風邪もひかずにきているのですが、職場はインフルエンザ大流行。ゲンキが、出ないんですよね。」
自身に向き合うことって、大事ですね。
復調、してくれるといいのですが。
このところ同じ面子で毎週・・・どころか、週に2回も3回もお会いしています。
鍼灸関係でお目にかかる機会が多いのですが。
うちにおみえの方で
「此処に来て話す時間が、実は家族とする会話より多いかもよ・・・・。」
なんて仰っていた方がおりましたが、
そのレベルかもしれません、これ。。
心に響く時間でした
昨日は会の作業のお手伝いをするべく、移動しておりました。
積もると言われていた雪が何より心配されましたが、無事に終了。
電車の中をみわたすと、足元を雪仕様に備えた方が多かったです。私も雨靴で歩きにくかったですが、大事に至らず良かったです。
作業を終えてからの、雑談の中で聞けたお話がとても良くて。
治療に携わる者としての心構え。気配り。感性。
簡単に備わるものではない。
現代では受けが悪いとされる師弟関係。
不合理と思われるような扱い。そこから個々が何を見出すか。
手取り足取り教えてもらうものなんて、ない。
そこから何を学ばせてもらうのか。
においの嗅ぎ分け。次を読んだ動線。やはり感性。
心底惚れることのできる師匠との出会い。
そんな師匠の傍に居られることの幸せ。
同じ時を生きられる幸せ。
託された仕事をさせてもらえる幸せ。
自分に心許してもらえた幸せ。
治療家として生きていく指標のようなもの。
大事なお話を聞かせていただきました。
無駄な時間・無駄な経験なんてものは、無いんですね。。。
そして治療家である以前に、人としての魅力をそなえられるかどうか・・・なのかもしれません。