小心者
晴れ。朝夕は、冷え込む。
夕食後のウオーキングを習慣にしている。
さて今日はどっち方面に行こうかなと、気分でチョイス。
お気に入りコースのひとつ、豪徳寺方面。
駅を越え更に商店街を進み、とあるお店の前を通るのが楽しみ。
カウンターだけのバーをチラ見。
此処が何とも素敵なのです。
店内の灯りが上品、中のバーテンダーさんもイイ感じ。
何より目を引くのがカウンターに座っている客層。
なんでこんなに素敵な人ぞろいなの?
此処って知る人ぞ知るとこじゃない?
目の保養、間違いない。
コロナ禍で閉店されたお店も多いが、此処はしっかり元通りなご様子。
憧れの、お店です。
がしかし、独りじゃ入れない小心者のワタシ、チラ見の後でUターン。
”アヤシイヒト”って、中の紳士たちに言われてないことを、毎回願いつつ。
絶好調の
時間の経つ早さが身に沁みる今日この頃。
令和6年になってもう半月・・・。
今週末は雨模様。
〇さま、50代女性。
「年末から職場の人たちは不調続き。だけど私は絶好調!」
ご紹介でいらしたのが4年前。
この時は年齢特有の不定愁訴が強く”病院めぐり”の日々だったそう。
どの科でも問題が無いということで、それならと本腰を入れて鍼灸に取り組んでくださった。
初めの2年ほどは月に一度。
それ以降は数か月ごとのメンテナンスを続けてくださっている。
「みんなさぁ、もっと鍼をやればいいのにね~~。”〇さんいつも元気ね”っていうから、みんなに勧めているんだけど、喰いついてこないんだよね。ま、いっか。」
快調を体感できている方ほど、そんなふうに思ってくださっているのかなあと。
こんな変化を、多くの方に感じてもらいたいのですけどね。
けど、営業する業種ではないですから。
〇さまと同じように、まいっか・・・な気持ち。
置く
〇さま、50代女性ご来院。
「頸の後ろが、ビビッとする。昨日から。」
痛みは局所的なご様子で、頭部を動かしてもらっても放散痛は無し。
このところ、かなり冷え込みましたからね。
通常の鍼灸施術を。
「ねえ置きバリってさ、どんなの?」
この後で、まさにそれをさせてもらおうかなって思ってました。
もうかなりのお付き合いになりますが、留めておく鍼は未体験でしたか。
それをつける前に、一応お痛みを確認。
「あれれ、これ、やれなかったのにね・・・うふふ。出来るし痛くない。」
ほぼ改善したようですが、切望されてたものも置きました。
「ぽっかぽか~~」
寒空の中を足取り軽やかに帰られました。
おおくらだいこん
おさげ
自己防衛
鏡開きも過ぎたので。
小豆を煮て、お供えした餅を焼きお汁粉を作った。
ダブルで好物なせいか、それとも自家製だからか。超美味。
「年が明けてから、だるさが取れない。」
「頸から背中・腰まで凝りが強すぎて気持ち悪い。」
「疲れていて寝たいんだけど、寝付けない。何度も目が覚める。」
同じような主訴の方が続いた。
”年明け早々大きな震災や事故、火災など沈むニュースばかりが続いていますから。私は普段からTVは極力みないようにしていますが、こんな時には更に意識して情報をシャットアウトしています。情報を入れすぎると気持ちがどんどん落ちて修正が難しくなりますから。共感しやすい体質なので、自己防衛ですね。”
こんな風に話しています。
こんな自分のちょっぴり厄介な性質も、年齢を重ねて先手を打てるようになってきた気がしています。
笑み
日中の陽射しは昨日よりあって、救われた感。
〇さま60代女性、ご来院。
「年が変わる前に来たかったけど、バタバタしていて時間が取れなかった。年末に風邪をひいてこれもしんどかった。やっと来られたわ。」
〇さまが年末に動き回ったご様子を、聞いた私が目を回しそうです。
2か月ぶりのご来院でしたが触診しながら、
”あれ?ちょっと体重落とされました?”と私。
〇さま、何とも言えない笑み。
「ちょっと頑張って3㌔落としたの~」
ご表情でわかりましたよ~~。長いお付き合いになりましたが、〇さまのこんな表情、初めて見ました!
「お正月を挟んだから、500㌘戻ったけど( ̄▽ ̄)」
それでもトータル2.5㌔減ですから、ご立派ですね~~
年も改まりましたし、〇さまを見習って、
今年は!って思う事を私も続けたいものです。
良き方に
寒々しい空。
50代男性、2か月前にご来院。
「30年前、坐骨神経痛と鼠径部の痛みとしびれがでた。症状が和らいでもどんよりな感じでここまで来てしまった。いろんな治療をしてきたが、もやもやを抱えている。半年前からゴルフを始めて深入り、3ヶ月前から悪化。鍼・・・は怖いから敬遠してたが、さすがにどうにかしたいなあと。」
自称”小心者”という〇さま、意を決してのご来院らしい。
1週間後に再来院。
「坐骨神経痛的な痛みは減った。鼠径部の痛みは、ある。」
更に2週間後
「鼠径部の痛み、変わってきた。」
少しづつ空けて3週間後
「調子、いい。」
コワがっておられましたが、いい方向に向かってきて良かったです。
しみる
「外は寒いよ~~。嗚呼、中はあったかい・・・。」
皆さんお決まりのセリフでご来院。
晴れていますが、冬らしい空。
元気な叔父がいる。
齢は70の後半だが、昔よりも気が充実しているように見える。
その叔父に先日かけられた言葉。
「忙しくしているか?仕事は、”真面目に丁寧にごまかさないで”。忙しい時もそうでない時も。真面目に正直にやっていれば、人はちゃ~んと見てるから。ちょっとごまかして手を抜こうとか、そういうずるい考えを持たないで。真面目に丁寧に。」
言葉って、あとからじわじわと沁みる。
はりしごと
いつも鍼を使って仕事をしているが、縫い針を持つ機会はあまりない。
というか、針仕事は、いつかやろうと積んでいる。
母が作ってくれた、ちゃんちゃんこ。
袖なし半纏(はんてん)と言ったら判りやすいかと思うが、
雪国にはありがたい綿入りの、ちゃんちゃんこ。
炊事の際、重宝。
大分年季が入って、ほころびが広がり、無残な姿になっていたが、愛着があり捨てられずにいた。
この休みで針を持ち、修繕に取り掛かってみた。
やればできるじゃん~~~。
我流なので人様に見せたら笑われそうだが、何とかできた。
物持ちがいいとよく人に笑われるが、
ポイッとできるものとそうでないもの、あるんだよね・・・。
針箱を出したついでに仕事着の裾上げも仕上げた。これも、積んでいた。
鍼仕事じゃなく針仕事をしたら、むっちゃくちゃ肩凝った。