はらぺこ
此処ってあそこ?
昨日と一転!暖かい日差しが届いています。
陽が差してくれるなんて、この上ないシアワセ。
先日初めてご来院くださった○さま、60代男性。
「ちょうど2週間前、朝起きて背中が痛かった。整形外科で診てもらって、特に問題のある部はないようなのだが。湿布と痛みどめを出してもらい、様子をみていたがよくなる気配がない。」
ご住所がやや遠方でしたので、
(ずいぶん遠くからお越しいただいたようで・・・恐縮です。)
「いやいや、実は通勤で此処の前は毎日通っています。本当のことを言うと、毎日通っていたにもかかわらず此処の事は気付かなかったのです。」
(ㇷㇷㇷよく言われます。)
「今回そろそろどうにかしなきゃって思って検索していたら此処があり。よくみていたら”毎日通っているあそこだ!”と。」
ひっそりとかここだったの?とか。
初めてご来院になる方の、此処に行ってみようかな・・・って思われた動機に、割合楽しませてもらっています。
雨の中を
昨夜の満月は、狂おしいほど美しく。
ウオーキングの足取りも軽やかに。
本日は朝から強く雨が降っておりました。
その雨の中をご友人を伴ってご来院くださった○さま。
「通っていた鍼灸院が閉院してしまったそうで。鍼灸院を探しているっていうから、こちらを紹介します。」
大事なご親友をお連れくださいました。
以前も通われていた鍼灸院がおありということでしたが、
鍼灸師が10人居れば手技は10通りあると思っていること。
手技は違えども、生体に対して起こしたいと思っている目的はおそらく同じであろうこと。
などをお話しして。
ここでの鍼灸治療が、マッチングしてくださるといいなあと思います。
○さまを介して出来たご縁が、どうか実りのあるものになりますように・・・・。
虫と飴
学ばさせて
ご来院の○さま、70代女性。
「片側の頸から肩から背中から。そっち側を向けないほどつらいんです。」
年に数回、お疲れがたまると此処を思い出してくださいます。
そういえば、先月!ご家族をご紹介いただいたんでしたっけ。
(先月おみえになったご家族の方、腰の痛みは治まったでしょうか?)
「そうそう、お世話になりました。あれから何も言わないですねえ。痛かったらそう言うでしょうから。若いっていいですね。」
そして
「私くらいの歳になると時間がかかります。あまりひどくならないうちにこちらに来ると、とことん悪くならないようです。若い人の様ではないですから、早目に・・ですね。」
○さまは小柄でいらっしゃいますが、とにかくよく動いておられるようです。お辛いところがある時にもご表情はいつも穏やかで、おでになる言の葉もやわらかくていらっしゃいます。
そして前向きでおられる姿勢に、私はいつも学ばせていただいております。
鍋っこ
寒くなりました。寒い中でしたがランチのお誘いをいただいて、あったかお昼をいただいてきました。
お腹はもちろんですが、胸の奥~~まであったかくなった・・・そんな時間でした。
ランチタイムの中、交わされた会話の中で
(秋田だったよね?じゃあ、きりたんぽだね?)
「実はうちのあたりでは、あまり食べません。ちなみに県南、山形寄りです。」
(そうなの?じゃあ、肉と言ったら?)
「・・・う~~ん・・・とりあえず何のお肉でも・・・。」
(山形で肉って言ったら牛肉らしいよ。)
「米沢牛ですかね。何に入れる肉かによって、違う気がします。鍋っこ遠足だったら鶏肉ですねぇ。」
(芋煮会ってやつ?)
「そうです!」こうこたえてみたものの、私達は鍋っこ遠足って言ったなあ。
サトイモの係、キノコの係、ネギに・・・・・大きなお鍋を持参する係だったり薪や新聞紙。
当たり前の秋の行事で、当たり前のように鍋やら薪やら運んでいきましたが。
当たり前のものではなかったんだってことを、大人になってから知りました。
山村で育ち十分自然を満喫したからでしょうか、キャンプなどのアウトドアなものに想いが行かないと言いますか。イイ子供時代を過ごせたんだなあと、やっぱり大人になったから思うのですね。
貴重なランチタイムを、ありがとうございました。
迷われたそうです
今日は気持ちよい空が広がっています。
これだけで・・・いい。。
この夏に初めてご来院の○さま、30代男性。
「1週間前からある腰の痛み。」を訴えておられました。
つい先日、2回目のご来院。
(前回の後は如何でしたか?この度のお具合は?)
「はい。前回の鍼の後、すっかり楽になりました。また最近、腰の痛みが出始めたもので。寝ていると背中から腰が痛いです。しかし痛みの為に目が覚めるわけではありません。心配でしたので整形外科に行ってきましたが、悪いものではなさそうでした。」
学生時代、スポーツをしていた頃以来の鍼灸だったそうです。
お住まいはご近所とのことですが・・・・
「2度目なのに迷ってしまいました。前を通り越してしまい、お寺さんの方まで行ってしまって。此処は大きな看板があるわけでもないので見失ってしまいました。ひっそりと・・やってらっしゃるんですね・・。目立つようにすればもっとたくさん来たい方が居るのでは?」
なんだか・・・・ご心配くださってありがとうございます。シャイなもので。。
鍼灸院って普通の店舗とは少し違うようで。
ご来院いただいている方の中には
「ど~~ん!で~~ん!ってしていないところの方が入りやすいのよね。鍼灸院に入って行ってます!って感じの、しないところが気に入ってるんだけど、私。」
こんなご感想をお持ちの方もいらっしゃいます。
ツルシンは、ありのままの姿を受け入れてくださる方にご来院いただいております。
頸が回らない
いや~~な寒さです。
日差しがあると期待しましたが、今日も干した布団が悲しげでした。
冷えてきたせいでしょうか、
「寝違えたようで頸が回らない」と言ってご来院される方が続きました。
○さまはご家族がこれまでご来院くださいましたが、ご本人は初めてです。
痛いのを一週間も我慢なさっていたそうですが、回復しないために此処を思い出してくださったとの事。
最後に腰かけていただいたのですが、その際やや渋い表情で
「さっきよりは・・・いいのかな・・・?」
仕上げに一鍼しましたら
「あ・・・れ?断然いいです。最後の、今の鍼でこんなに違うの?ここだけで効いたの?」
いやいや。初めからひと通りさせていただいて、その上での最後の鍼ですから。
トータルなことをしておりますから。ココだけでこうなるんだったら初めからここにしてくださいよぉ~~的な視線を浴びせるのは、どうかお許しくださいませ。