前立腺肥大症
楽しい時間を過ごして一夜を明かし、翌日。
「いつもより出が悪いなあ・・・」
(ああそう?ゆうべ飲んでたからね。)周囲はそんなに気にしてあげていない。
その日も暑かったし、またビールがすすんで。昼から乾杯していたなあ。
そして、夕方になり何度も何度もトイレに行く。
普段から笑いをとっているキャラなので、こんな時でもウケを狙っている・・・様に見えていた。
「何度行っても少ししか出ない。お腹が張ってきて苦しい・・・。」次第に声も下がり気味。。
(え・・・全く出なくなってきた?)表情もどうやら本当みたい。尿閉にでもなったら大変。
そこで、鍼を取り出した。まず仰臥位にて。ちょっとすると「行ってくる」
さらに腹臥位で施術して、またすぐに「行ってくる」
治療の間に3~5度トイレに行っただろうか。その都度少量ずつではあるが、排尿ができるようになったと。
前日からの長時間にわたる座位。トイレに行く間も惜しかったみたいだし。ビールでの冷え。その朝には暑さにまかせ水風呂にまで入ったというから・・・・。
前立腺にとって良いことがまるでなかったわけだが、鍼灸刺激によって血流が改善されたのではないかと考えられる。身内だから、出来た症例ともいえるかもしれないが。
前立腺肥大自体は、癌との鑑別さえ行なっていればこわいものではないともいえるが、日常の生活では上記のようなことは避けてほしい。
鍼灸に対して受け入れ姿勢でなかった身内の視線が、やっと変わってくれたようで。今回の帰省のちょっとした喜びになった。
Comment おいら より: 2010年8月27日 8:28 AM tsurushin より: 2010年8月27日 12:29 PM
来た!内科疾患
身内で医療情報を持っている人がいると、一族に及ぼす影響は少なくないですね
むしろこちらがいろいろ勉強して知っているだけに、パッと見で他人様の病態を察知してしまって「こうすれば楽になるのに、、、」と気を揉んでしまいますねえ
でも困って解決法を求めている方でないと、助言して差し上げてもいらぬおせっかいになってしまいますし、、、
鍼灸で良くなる病態はいろいろありますが、女性の先生にはぜひ生理痛など「月のもの」系の相談をしてほしいものです(それにお通じ系も)
ツルシン先生のように毎日を快適に過ごせるようになりますっす!
おいらさま>
いつもありがとうございます
近くて遠い身内の治療は
一番、厄介かもしれないです×××