月の明かりに
今日はとても寒い。
昨夜も冷えていたが月が大分満ちていて、明るい夜だった。
その月あかりの下を歩きながら、どうしても意識は1年前に。
やはりミモザの花が膨らみだした頃、お慕いしていた鍼の師が旅立たれた。
あの時空いた胸の穴。埋まった気がしない。
私だけでなく同じ想いでこの月を見上げている方が多いだろうと。
鍼を持つとき、先生だったらこの場合どう取るだろう、どう刺激するだろう・・そんな思いをいつも持っている。
不思議と声も聞こえる気がする。
その意味ではお別れしたという感覚よりも、此処にいてくださっている感が強いのかなあ。
追悼集が手元に届き、お写真も目にして。
今の日本の状況、先生にはどんなふうに映ってますか。フットワーク軽やかだった先生には、この自粛空気はさぞつらかったでしょうね。
大分弱られてから交わした言葉、かけてもらった言葉。お元気だった時に何気なく交わしたメールも残してあるが。注視出来ないまま、ここまできてしまったのだけど。そろそろ、見直せるかな。
そっちの世界は如何ですか?
どうされてますか?
ワタシもいつかはそっちに行きますが、もうちょっとこっちで頑張りますね。