世田谷区弦巻 上町駅 桜新町駅 鍼灸・マッサージ・肩こり・腰痛・眼の疲れ・ドライアイ・四十肩・月経困難症・更年期障害・自律神経失調症

弦巻鍼灸院も夏のお休みを頂戴しておりましたが、本日から開院しております。

毎年郷里に戻っておりますがこの夏は特別で、懐かしい再会を沢山果たしてくることができました。
家族や親族でもなく、ただの同級生でもない。言ってみれば妙な関係ではあるのですが、青春のページに色濃く残っている熱い仲。そんな会に参加して来ました。

女子会のはずなのに、なんでしょこの空き具合。
最後のデザートで出たアイスクリームは、ほとんど溶けちゃってます。グラスばかりが、せわしく動いていました。やっぱし、女子会って言えないですね、これ。あ、私は溶かさず食べました！
大いに盛り上がった夜は更けて。翌日、関東組は戻ってまいりました。
前の晩の酒量が一番少なさそうな子がトップドライバーです。

力水を汲んで、懐かしい景色に別れを告げて。

「あああ・・・・。竜宮城から帰る気分ですねえ・・・・。」
みんな同じ思いなものですから、往路よりも口数が少ない復路。
”単なる飲み過ぎだよアンタ達～～。”そんな天からの声が聞こえてきそうですが。

リフレッシュして帰ってきました。またがんばれそうです。
やっぱり東京は、暑いです・・・。

今朝、ドレッサーの鏡の前にこれがありました。

自分が置いたものではありません。
目覚めの悪さには自信がありますし、
小さい字が見えにくくなってもいますし、懸命に目を凝らしました。
で、”しわ”だけに反応しちゃいました。なぬ～～っ！！
鏡を見て凹むことが多いせいでしょうか、”しわ対策”的なものを置かれたのかと思いました。
すっかり覚醒して、そんな自分がおかしかったです。

帰省の渋滞、スゴイですね今年も。
田舎者の宿命でして、これ。
混むのがわかっていながらも、やはりこの時期なのです帰省は・・・・。
ワタクシも明日からお休みを頂戴いたします。
無事に戻ってきたいと思います。

「夏休みって家族の通常の行動がイレギュラーになるので、なんだかねえ・・・。」
（調子が狂います、はい。）
○さまに、同調しておりました、私。
「子どもが大人になってもご飯作りから解放されないのよね。」
（ですよね。帰宅時間もバラバラ。”夕飯要らない”って言ってくれるといいのですが、遅くなっても食べるってわかっていたらそれなりに・・・ですよね。）
「そうなのよね・・・。」
（でもとりあえず、残してさえあればあとは自分でやってもらいます。
チン！も洗いも、洗米も。）
「そお？でもねえ、遅くに疲れて帰ってくるとね。」
（え？じゃあ遅い組のためにも、お台所立ちます？）
「そうねえ・・・・。」
（たとえば？？）
「うん。そうねえ。例えば餃子とエビチリとサラダっていうメニューだったら、エビチリとサラダはまとめて作るけど、餃子はその都度焼いて出してあげたいわ。パリッとしたものを食べさせてあげたいから。」
（・・・。）

○さま。　　　　夏休みでイレギュラーになろうがなるまいが、
ワタシニハ、コレ出来マセン。。

久しぶりにおみえくださった○さま。
まさかと思いましたが、障害物を乗り越えて以前の入り口だった方まで行かれたようです。
お入りになれずにさまよっておられるところを見つけて、やっとご対面できました。

ちょうど2年前（2012年）に4回だけ鍼灸をさせていただきました。
その当時40代だった○さま。
「腰が痛い。足がしびれる。少しの歩行で膝から下がしびれて、どうしようもない。」
いらした時をさかのぼること3年前（2009年）にバレーボールをしていて痛めた経緯があるそうです。
2010年に精査をして腰椎椎間板ヘルニアと診断されて、
変わらない痛みに耐えながら更に1年後の2011年、今度は脊柱管狭窄症との診断を受けたそうです。
2012年のご来院時には
”少し歩くと正座の後のしびれのような感覚がある。”が主訴でありました。
知覚、腱反射共に問題なし。筋の低下も認められず。膀胱直腸障害もありません。
この年齢で脊柱管狭窄症と言われた方は、これまでお目にかかりませんでした。
下部の腰椎、並びに仙椎部の血流改善を目指して鍼灸治療をしました。
地方にお住まいだった○さまが、次にいらしたのは11日後。
（いかがですか？）
「治療の後2,3日は良かった。でも、今は元通り。」
2か月半の間に4回鍼灸を行いましたが、その度に上記のやりとりをしました。
その後で、○さまがそれまで躊躇していた手術を受ける決断をされた旨を、ご家族からお聞きしました。

この度おみえになった○さま、また別の主訴です。前のことをお聞きすると、
「腰も足もあれ以来、嘘のようです。手術して、よかったようです。」
手術という選択が、正解だったと思われる症例でした。
効果が時間はかかっても段階的によい方に向かう場合と違って、
日をおくと全く元に戻ってしまうような場合には鍼灸治療の限界といえるのかもしれません。
○さまの場合、年齢的にお若いということも功を奏した気がしております。

現在はおみえになっていない方のことを思い出すことは多いのですが、
こんなふうに今のご様子を知り得ることはとてもありがたいことです。

東京も久しぶりに曇り空。涼しいです。

てんとう虫がおりました。

このコは草食のてんとう虫のようです。

♪あなたと私が　夢の国
森の小さな教会で
結婚式をあげました
照れてるあなたに　虫たちが
接吻（くちづけ）せよと　はやしたて
そっとあなたはくれました
赤　青　黄色の　衣装をつけた
てんとう虫が　しゃしゃり出て
サンバに合わせて　踊りだす～～♪　　　幸せな気持ちになる歌ですね。

明日は○さまが、”花婿の母”になる日です。
私も、てんとう虫と一緒にサンバでも・・・そんな気分です。
おめでとうございます。

お手製のポヂャギをいただきました。
「韓国のパッチワークみたいなものよ。」と、
○さまが教えてくださいました。
麻で作ってあって、とにかく縫い目が細かいです～～。

「肩が凝るくせにね、こういうことが大好きなのよ。無心になって針を一針一針進めていくとね、大概の嫌なことは忘れられるわ。」

また別のお方で、この方は男性。
「どうしよっかなぁ・・・定年になったら。会社に行かなくなったら、どうやって時間を過ごしたらいいんだか。今から心配なんだよね。」

出来得る限り鍼を持っていたいなぁ・・・といつも思っている私ですが。（定年はなくてイイねと言われますが、隠居デキナイんですよね、これ。）　　それはともかく
仕事とは別に無心になって打ち込める趣味というものに出会いたいものです、真剣に。
教わりたいなあと思っている陶芸の先生はちょっと遠いし、イジイジ・・・・。
いよいよ覚悟を決めて近場のお教室を探してみようかしら・・・・などと
素敵な作品を眺めながらつらつら思ってみたりして。

本日は立秋なのだそうですが、相も変らぬ暑さでございます。
暑いだとか寒いだとか言っていることは”生きているあかしなのよね”と、思ってみたら愉しめそうです。

昨日は知人と20数年ぶりにもなる再会をしてきました。
その中のおひとりが言っておられた言葉が、印象的だったので残そうと思います。
”人生ってものを登山に例えてみたらいい。富士山の山頂に登ろうとしたらいろんなルートがある。道は一つじゃない。どの道からでも、頂上まで登ればいい。人が言うこのコースがいいよなんてのは、関係ない。”
鍼灸学校を出て、まさに三人三様の生き方をしております。
一番若輩者の私ですが、
自分の足で
信じて進んでいるルートで
富士山のてっぺんを目指していこう
すっかり様変わりした品川の港南口で、そんなことを思いました。

先週末、所用があって田舎から父が出てきておりました。
来訪を控えた前日。
大汗を流しながらキッチン周りを磨いておりましたら
「大掃除ですか・・・・？こんなに暑いのに。」
後部で、子その1が言っております。
（そ。大掃除って言えばそうだけど。やっぱり、見栄なのかね。）
「ジブンの親なのに、気を使うんですかね。そういうもんですか・・・。」
なんだか、オトナな声が続いていました。
子も私もその後に口を開くことはありませんでしたが、
いろんな思いをめぐらせていたんだろうなあと思いました、どちらも。。。。

この道に入り鍼灸を生業としてきました。
その年月が長いのか短いのか、今の時点でそれを判断することは出来かねますが。
忘れられない症例と言えるものにも、それなりに出会ってきたように思います。
その中の1症例になるだろうと、迷わず言える方がいらっしゃいます。

2年前に初来院された○さまは、ちょうど還暦を迎えられたばかりの女性。
「15年前から胃潰瘍と診断される。
通院を続けるも芳しくなく、5年前から逆流性食道炎といわれる。
いつも胸が詰まっている感じがする。
のどがつっかえる感じがする。
お腹が張って苦しい。張って痛い。
ガスが出やすい。
便通が不安定。
いつもいつもお腹が不快。」
1回/週の鍼灸治療を6回程させていただいた頃から、自覚的にも他覚的にも変化が出てきました。
常に痛みや不快さがあった腹部の症状が、かなり軽減しました。
1、2回/月になり、現在は1回/2か月のペースでも、それほど辛さが出ないようになられたようです。
初めておみえになった時のお身体を覚えているので、
○さまのご状態がここまで変わられるとは、あの当時は正直なところ想像できませんでした。
”人はここまで変われるんだ。”
○さまの笑顔を拝見していて、実感している私です。

法事がありました。
あの日もこんなふうに暑かったよね。
思い出しますよ。
故人の声まで聞こえてきそうでした。

法要の後には、故人が好んだという料亭に。
静寂の中で、偲んでまいりました。

昨日は何処も暑かったのかもしれませんが、
東京よりも暑く感じたのは気のせいだったのかしら。
ノンアルコールをいただいたのに、酔いが回ったようにも感じました。。。

私に残された時間は、はたしてあとどれだけあるのか。
もちろん知る術はありませんが、
”この時間を大事に生きていかなきゃね・・・”と
叔母が語りかけてくれているようでした。