驚愕
初診が2006年と記されたカルテ。
〇さまは当時30代。ご近所にお住まいの男性。
「肩・背中がツライ。子供もまだ手がかかる。」
1歳に満たないお子様のお世話もよくされているお父さんで、1回/月の頻度でご来院くださっていました。
男性でもこんなに育児に協力的だなんて、素晴らしいなあ・・・と、今どきのパパさん像を眩くみていたのをよく覚えています。
2008年で転居なさって、ウチとのご縁もそこまでになっていました。
その〇さま、先日11年ぶりにご来院。
「迷っちゃいました。」汗だくで到着。
(だってこの辺は土地勘あるはずですのに。)
「随分と変わりましたよ~~。いろいろビックリ。この治療室だって変わってますし!」
そうですね、10年以上前を知る方もなかなか少なくなってきました。
お子様も、もう高校生ですとか。
区外からですが、「公共交通機関を使うより早いし便利ですから。」と、自転車でいらしてくださったのだそうで。
「なんだかこの頃色々疲れちゃってて。マッサージだと足らない気がして。かといって知らないところに鍼受けに行くのも勇気が要るものですから。で、此処を思い出しました。」
転居なさったのに思い出していただいて。非常に嬉しかったです。
”お互いプラス11年ですね♪ だけど、あまり変わらないものですね。”
10年なんて、あっという間。
これからの10年も、きっと風のように過ぎていくんでしょうね。
10年という響きに、あまり動揺しなくなっている自分に。
これはこれで、驚愕です。