なんとなく
今年の春に初めてご来院の〇さま。還暦になられてほやほやの男性。
主訴は「眠りが浅く、早朝目が覚める。しかし特にどこかがつらいということはない。」
お身体も引き締まりご趣味も沢山あるご様子で、人生を愉しんでおられている感に満ちております。
およそ3週ほどの間隔で鍼灸を受けてくださっています。
2回目のご来院時「特に変化は、ないかなあ。」
3回目には「うん、なんかね、いいみたいなんだよね。身体がね、求めてる感じがするんだよ。初めはどこも不調は無いと感じていたんだけど。続けているうちに、なんとなくいい状態になっている感じがするんだよねぇ。」
こんなご感想をお聞かせくださいました。
”なんとなく”とは、
広辞苑によれば”とりたててなんということもなく。どことなく。”とある。
新明解国語辞典によれば
”具体的にどこがどうだからと言えないが、その傾向が漠然と感じられる様子。”
いずれにしても快適なご生活の、さらなる向上が見込まれたということで。
”なんとなく”・・・って、地味な言い回しだけどそのビミョウなステップアップぶりがこれまたいい感じ。