好物
リスト
近畿地方で大きな地震がありました。さぞ怖い思いをなさったと思います。
余震も心配されますので、今後も十分注意なさってください。
そして我々も、備えをしっかりしなければと改めて。
半年ぶりにおみえの〇さま、女性。
(お変わりなくお過ごしでしたか?)に
「私ね、いわゆる還暦になってしまったのよ。いろいろ、考えることが出てくるものね。」
今後をいかに生きるか、
仕事を整理してやり残したことをこの後どうやってクリアしていくか、
やりたいことリストにまた項目が増えちゃったわ・・とか。
「10年ほど前に60になった先輩の為に、ハンズで赤いちゃんちゃんこをみんなで買った記憶があるのだけど。そうなのか、自分も赤いソレを着る年になったのか(*´Д`*)・・・」
うふふ〇さま、ソレを着用なさる年齢にはまったくもって見えません。
「平均寿命が80を超えちゃっているのよね。まだそんなにあるのかぁって思っていたら、人生100年とか当たり前に耳にするようになっちゃって。おいおい、そうなの??って。益々焦るわぁ。」
やりたいことリストって、結構皆さんこさえているんですね。同じような考えの方とお話しすると安心してしまいます。
人生何が起こるかわかりませんから、まずは目の前のものをひとつずつ。
そしてやりたいことリストだけは、しっかり私もこさえたいと思います。
〇さまと一緒でだんだん項目が増えていて、どうしよ。やりきれるでしょうか。
結果オーライ
雨です。そして予報通り気温もかなり低いです。
先日おみえになった〇さま、ツルシンの入り口を迷うことなく横切り奥へ進みました。慌てて呼び止め。
(そんなにおみえじゃなかったですか?)
ひゃあ!2012年以来のご来院でした。
鍼灸院を開院した当初は、入り口に難ありでして。随分ご不便をおかけしておりました。
今の形になってから気づいたら5年が経っており、時の速さに改めて驚いたところです。
入り口には、初めの予定では手すりをつけるはずでした。しかし予算の都合で削除。
梅雨の時期、紫陽花が映える景色を目にする度に結果オーライだったなあと。「紫陽花イイ感じですねぇ。」皆さん言ってくださいます。
ミョウガもわさわさ伸びてきました。手前は酔芙蓉。
わずかなスペースですがちゃんと感じます、季節を。
はじめて
冷たい雨です。
〇さま、40代女性。「首痛、頭痛、眼の疲れ。2日前から。時々マッサージは受けているが鍼は初めて。」
「これまで特に病気もなく、投与されている薬もなし。
食欲旺盛、睡眠もよくとれている。生理も順調。」
初診時に話をうかがっていくと、生理は順調だが毎回その前後に決まって頭痛が出ることを知る。初めのうちは効いていた鎮痛剤が最近は飲んでも利きが悪いとの事。
1週間後、2回目のご来院。
「治療した日にややだるさが出ましたが、翌日スッキリしました。」
頭皮のむくみが減り、背中の張りも減っています。
「不思議なのですが、あれ以来便通が良いのです。」
(いつもの頭痛を起こさないためにも、次の生理が来る前にいらしてください。)
そしてそれから2週間後、再来院。
背中の張りはまだ強いですが初診時と比べて大分変化しています、もちろん改善されて。初診でいらしてから、まだ頭痛は出現していないそうです。
(次、そろそろですか?)
「そうなんです。まずまず調子がいいので忘れそうになってましたが、”早く行かなきゃ!生理きちゃう!”って、焦って来ました。」
鍼灸治療は初体験だったという〇さまですが、快適に過ごされるお手伝いが出来たらと思います。
幸せの笹巻
縮んだ
荻野目洋子サンのダンシング・ヒーロー、再ブレイクして注目を集めているようで。
上京してほっぺの赤いおさるだった頃の時代で、流れるメロディがなんとも懐かしくそしてほろ苦い。
時はいわゆるバブル。派手な生活をしている人たちと、そうじゃなく時間もお金もないないづくしだった私のようなモノとが混在していた、とても不思議な時代でした。
これ
それにしても歌って踊る荻野目サンを先日拝見して、”ほぼ一緒の年月を生きているはずなのに、なんだこの差は!”と。
オカシイナア、昔は荻野目チャンに似てるって言われたはずなのに・・グス。
そして最近、身長やら体重やらまあいわゆるカラダのチェックなるものをする機会があり。
身長マイナス1㎝。で、体重はもれなくプラス1.5㎏。くらっめまいが・・・。
アワアワバブルだった頃と何ら変わらない荻野目チャンの姿を見ながら、我が身の体重はともかくとしても、身長の縮みはイタイナア・・・しばらく立ち直れず。近頃落ち込む材料多過ぎ。
しかしまあ、あれから30年。
椎間板が20数コもあるわけだから、10㎜くらいしゃあないかぁ!
梅雨の時期
「毎年6,7,8月になると体調を崩します。」
昨年春に初めてご来院の〇さま、30代男性。
ご誠実な〇さまらしく、キッチリ月に1度来院くださっていました。
とにかく不快になるという梅雨時期を、「この度は爽快に過ごせました。」そう言っていただいて、”ヒトのカラダって変わるんだなあ”改めて感じさせられた症例でした。
梅雨が明け夏も過ぎ寒さも増してきた頃、ご慶事があり転居なさいました。
新しい生活の拠点を移されましたので、これまでのようなご近所でありませんからご来院は難しいかなあ・・・。
〇さまのお人柄は本当に素晴らしかったので、親戚のオバちゃんになった感覚でお幸せになって欲しいものだとずっと思っておりました。
あれから丸半年。〇さま再訪です。
「1週間ほど前から右の腰とふくらはぎが痛いです。そして…6月です。」
ご転居先から遠路いらしてくださいました。何よりお幸せそうでオバチャンホッとしました。で、邪念は振り払って鍼を持ち。
終えられた〇さま「はい、大分いいです。そう、この動きが痛かったのですが、できます。やっぱり来てよかったです。」
離れてしまわれてもこんなふうに思い出していただけて、嬉しいです。
嗄声
このところの寒暖差、やはりきついですね。
雨が相変わらず強く降り続いています。乾燥機を朝から稼働させました。
先月末に「4日前から声がかすれ始め、2日前から全く出ません。」
40代女性、初めてのご来院。
「声を出す仕事で、3日後にはどうしても発声できないと困る・・・。」
悲痛なご表情です。
「内科のお医者様にも行きました。飲み薬を投与されましたが変化ありません。」
とにかくささやき声での説明をしてくださって
「あと3日ありますので、できることは何でもやりたいのです。」
声が出なくなる前に寒気がしていたそうですが、そんな中で随分無理をなさったらしいです。
私も良いと思うものを最大限施術させてもらいましたが、
さてさてあの後〇さまは発声が可能になりましたでしょうか・・・。
その後を、知り得たいのですが。
トマト
元気と勇気
「もう6月ね。」同年代女性の〇さまとしみじみ。
(時の流れが年々早くなる気がします。)一緒に頷き、なぜかため息まで一緒。
”ここまで生きてくると、欲しいものやしたいことが若い時と違ってくるのを自覚する。お金とか美味しいもの、それにキラキラしたものも。そりゃあ全く無いっていうのも悲しいけど。とりあえず間に合っていればそれ以上の欲ってものが無くなるよね。何よりも今のワタシタチに足らないのは時間だと、客観的に見るとよくわかるわけで。仕事をして頑張ってお金を得たとしても、それを生きたものに変えられないっていうんだろうか・・・時間的な余裕のなさが、今のワタシタチの心の空洞を生んでいる気がするよね。”
同調しあえて、なんだかとても元気が湧いてきました。
生きた年月に応じて感じ得るものが変化するのだなあと。
そして同じことを感じている人が居るって、勇気が出ます。