本日で締めました
本日で無事に2014年を締めることが出来ました。
「小学生の頃って毎日が長くて、1年が長くて。ぜ~んぜん時間が経たない気がしましたよね。それが今は1年1年があっという間に過ぎちゃっている感じです。1年どころか5年、10年だって振り返ったら風のように過ぎていて。毎日が精いっぱいで身体が足らない~~って感じです。来年もよろしくお願いしま~す。」
〆の最後にふさわしい、○さまとの会話でした。
弦巻鍼灸院には○さまのような方が多くいらっしゃいます。
人生の中で一番脂がのっていて、そしておそらく一番忙しい時期の皆さん。
忙しいという字は心を亡くすと書くのでなるべく使わないようにしていますが、そんな中を懸命に頑張っている方が多いのであえてこう表現したいと思います。
風に吹き飛ばされそうになったり、重たいものに押しつぶされそうになったりしながら頑張っておられるこの年代の方々が、心を亡くすことなく健やかに暮らしていただけるサポートができたら・・・。そんな思いでこの1年を歩んでまいりました。
いつも弦巻鍼灸院を支えてくださる方々に、心から感謝申し上げます。
今年も大変お世話になりました。
来たる年も精進してまいりますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
2015年は1月4日(日)から、開院いたします。
来年は
ウレシイオマケ
昨日が仕事納めだったところが多いようです。
いつもきれいなヘアスタイルの○さま。
お仕事は昨日で納められたそうですから、
(今日はこの後何をなさるんですか?)とお聞きしました。
「この後は、美容院!染めてこなきゃね。」
白髪もお綺麗ですが、定期的に染められているそうです。
(白いのも綺麗ですけどね。)
「そうそう、それがね!真っ白だったのに、最近は黒いものが混じっているでしょ!?」
そうなのです。染めた毛の白くなって伸びてきた毛根近くを見せていただきましたら、黒くてしっかりした毛髪が!それも結構な比率であるのです。
(すばらしいですね~~)
「そうなのよ。腰が痛くて通い出したのに、眼科の先生にも褒められるし。状態がいいんですって!そしたら髪の毛まで張りが出てきて、黒いものまで生えてきて。嬉しいオマケが沢山ついて、よかったわよ~~。」
年末に嬉しいオマケのお話で、私も嬉しいです。
苦戦するとき
「2か月ほど前から脚が痛くなった。初めの頃からしたらよいのだけど、まだスムーズな歩行ができない。病院にも行ってみたが、大きな変化がない。」
70代前半の女性○さま。
左膝後外側面の痛みが主訴で来院くださったのが6月初め。1回/週の頻度で施術をさせていただきました。
「変化がない」
「良い時もあるがそうでもない時もある」
そのような会話を繰り返しながら、ちょうど3か月経った頃でしょうか。
当初の「ここ!ここがやっぱり痛いのよね。」と言っておられた箇所を指で指し示すことがなくなりました。
長くかかって痛めたものや、症状が出てから時間が経っているようなケースのもの。
思い返して手こずった感があるケースでも、3か月ほどの時間を頂戴すると変わられてきたなあ・・・という印象を持てるようになることが多いです。
血液中の赤血球の寿命は、およそ120日と言われています。
こちらも苦戦しながら相対するようなときには、この数字を思い浮かべるようにしています。
とまらないで
とけそぅ
カワイイお客さま。
○ちゃんには、ママのおなかの中にいる時から会っています。
ものすごく素敵にお育てになっていらっしゃるなあと、いつも感心しておりましたが話すのは初めてです。
想像通り、いや想像を上回る可愛さっぷりでした。
パパが治療している間、宝物がいっぱい入ったリュックサックからいろいろ出しています。折り紙で沢山飛行機を作って飛ばしておりました。折り目の綺麗なこと!感心しました。
最後に”ハートだよ”って。
「ハートを折るところが、ニクイね!それに赤だし!!」と、パパ。
ほんとだ、ニクイわ~~。
調子に乗ってサインを催促しちゃいましたよ、オバチャンは。
イマドキの3歳児って、書けちゃうんですか、文字!!
祝日に開けていると珍しいお客様がいらしてくれて、うれしいです。
かわいくって、とけそうでした。
○ちゃんのところには、サンタさんが来てくれるのかな・・・?
これは未体験でした
所用で雪の故郷へ行っていました。
短い滞在時間なのに、毎回濃い時間を過ごすのですが、
なんとこの度は雪中のダイコン掘りまでしてきました。
兄「雪が降る前掘ったんだけど、数本残してたんだ。まだちゃっこかったから。これ以上降ると難儀になるから掘ってくる~~。」
田舎育ちだったのに未体験!(いくいく~~)
「テキトーに掘ったらズバリ!当たったよ。」
見当をつけて掘り進めたところに、ちゃ~んとありました。
数本って言ってたけど、実際収穫した大根は39本でした。
降る雪の中の作業は、もちろん寒いし冷たいし腰は痛いし。
運んで葉を取って井戸水で泥を洗って。
しんどかったけど、なかなかいい経験でした。
バタバタしていたので、食すのを忘れて帰ってきてしまったことが心残り・・・。
マイナー路線なので帰京が心配でしたが、なんとか帰還。
いや~~こっちはなんてあったかいんでしょう。
雪国の厳しさをこの歳になって見ると、違った見方が出来ます。
遠い春を今からじっと待つ雪国の暮らしぶり。
知らず知らずのうちに無口になっているジブンに気付きました。
今日はちゃんと
「今日はちゃんと来られた~~」○さまがこう言いながら、いらっしゃいました。
(よかったよかった。)
実は○さま、ある日のご予約日。お約束の時間になってもおみえになりません。
(此処の予定が抜けちゃったかしらん)と思っていました。
そこに、「せんせーごめんなさい~~!今、起きました・・・。」とのお電話。
本日いらした○さま。
「あの日起きられなかったのは、隣に寝ていた夫にものすご~く睡眠を邪魔されたからなんです。寝相が悪すぎて何度も何度も起きちゃって××。目が覚めたら、あの時間。ボー然でした・・・。」
(寝られなくて大変でした。ベッドのダブルは、つらそうですね。)
今日の東京は雨。
庭に植えた薔薇が、嬉しそうです。
なんとなく乗った電車で
昨夜は会合に。
此処に向かう時にはだいたい車で向かうことが多かったのですが、なんとなく昨日は電車を使いました。その方がいいと思ったのです師走ですし。
お開きになったのが22時あたりだったでしょうか。
電車を乗り換えてスムーズに帰宅するはずでしたが。
乗り換えて座った車両が、動かない。
この時間だと間隔が広いのかなあ~~
でもやっぱり動かない・・・車内放送では
”運転再開の目処たっていません。お急ぎの方は振り替え輸送ご利用ください。”
さてどうしようかなあ・・・急いでますし、そりゃもちろん。。
立ち上がる方が目立つ・・・。
えいっ! 私も立ち上がってしまいました。
そこで気付いたのですが、ご機嫌なサラリーマンたちの多いこと!
イイ感じにふわっとした集団と沢山すれ違いました。忘年会が多かったようで!
ジブンがシラフだとニオイが辛い・・・・。しかも遅延でギューギュー。
大回りして向かっていたら意外に早く復旧したようですし・・・。裏目に出ました、行動が。残念。
街がきらめいてきて、そんな中を足取りが楽しげな方たちが増えてます。
幸せそうな人を見るのは、スキですけどね。
贅沢
「贅沢なのかしら。」
ある日○さまがおっしゃいます。
何が贅沢なことなのか、よくわかりませんでした。
○さまの話をもう一度お聞きすると、
離れて暮らすお母様が足腰が辛いとおっしゃるから、鍼灸を受けてみたら?と勧めたそうです。
80代のお母様から返ってきた言葉が
「そんなあなた、もったいない。」だったそうです。
「辛いより快適な生活の方がいいじゃない?」と○さまが返したら
「そんな贅沢はできない。」と。
「贅沢なのかしら。」○さまがやはりため息交じりにおっしゃいます。
そう言う意味では贅沢なのかもしれません。
予防の為にこんな手段で
じっくりマンツーマンで
手入れをする。
どんなご馳走を食べるより、贅沢なのかもしれません。
しかし不利益なものを抱え耐える生活より、前向きに感じるのですが。
健康に対する意識の高い方が日頃から心身の手入れをすることで、病気にいたる前段階の健やかな状態を保てるのなら。確かにこれこそ最高の贅沢かもしれません。そしてこんな贅沢なら、推奨されていいものではないでしょうか。