上手いねぇ
雨の中を〇さまご来院。70代男性。
「調子悪いよ~~。」
頸の付け根から後頭部にかけて指し示し
「此処が気持ち悪いんだよね。」
「あ、それからね。腱鞘炎、ずっと良かったんだけど。この頃また痛くなってきてさ。悪いけどお灸してもらえる?前の痕消えちゃってさぁ、わかんなくなったから。」
以前にもご自宅でお灸が出来るよう、灸点をおろしました。
ペンで印をつけて半米粒大に捻ったもぐさを5壮。顔を上げてごらんになっていた〇さま「センセィ、上手いね~~。俺がやるのとじゃ、全然違う。」
褒められちゃった・・・。一応これが仕事ですから・・・。
「何を付けてもぐさ置いてるの?」
(紫雲膏って言います。やけどの薬です。艾が上手い具合に立つんですよ。)
「へええ・・。俺なんか唾つけてるけどね。あっはっは。」
本職側が唾つけたら、まずいですからね。
「ありがとう。痕付けてもらったから、また家でもできるよ。」
いつも豪快な笑顔で帰られるので、こちらも思わず口角があがります。笑顔が伝染るようです。