涙の
連休のさなかを帰省してこられた〇さま、ご来院。
「疲れたわ・・・。」
(お疲れさまでした。)
「身体の疲れよりも、気持ちの疲れが・・・ね。」
自分たちがある程度の年齢になっているということは、その親世代も相応の年齢に達しているということで。
前に会った時との変化に、些細な事であるけれどそこに老いをみて。
仕方のないことなのだけど、そんな親の姿を直視することがツラくて。
同じような想いを抱くのも、一緒ですね。
「いたたまれなくてやるせなくて。帰京のシートで強めのお酒飲んで涙してきたわ。」
若い時には帰省も心躍るものでしたが。
いつの頃からでしょうか、心重くなったのは。
「戻ってからね、この想いを早く聞いてもらいたかったのよ。前に同じような話をしてたから、わかってくれるでしょ。」
一緒に、頷き合って。
「家で子らに話を聞いてもらおうにも、後ずさって行っちゃうから・・・。此処で同調して欲しかったのよね、きっと。話せて良かった。」
涙の連休だったわけですね。ほんと、お疲れさまでした。