ギラギラ
「次回は来年になるわね。よいお年を。」
そんな言葉が交わされるようになりました。
1年がひたすらに早く過ぎます。
毎日暇を持てあましていたじゃりン子だった時代だけですね、なかなか時が過ぎなかったのは。
40代の男性との会話。
「それにしてもあれですね、最近の若い子は貪欲さがないというか出世欲がないというか・・・。若者のギラギラしたものが感じられません。我々もその時代には上の人達に思われていたんでしょうけど。」
確かに、今の若者は欲が足りないと耳にしますね。
おそらくは〇さまのような世代が上からも下からも違った圧力があって、おつらい立場なのでしょう。
そんなやり取りをしていて思ったことがありました。
私も若かった頃、周りに野望を抱く人達の多かったこと多かったこと。時がバブル期だったこともあったでしょうが。
「結果をこれだけ出してこれだけの対価を得た。もっともっと上りたい。いい車に乗って旨いものを食べて綺麗な彼女を連れて歩きたい。」
若かった自分には、そういうギラギラした価値観がどうしても理解できませんでした。
でも歳を重ねてきましたら、なんとなくあの頃の野望を語っていた人達のエネルギィと言いますか、逞しさを持てる生きる力とでもいうのでしょうか・・・理解できる気がします。
やはり〇さまの仰っていたようにそういうギラギラ感って若さの特権なのかもしれません。
ここまで生きてきて解るってものが、年々増えています。
歳を重ねるって、悪いことばかりじゃないようです。
