キャンディ・キャンディ
幼いころ、父の意向で伸ばしていたらしい髪の毛。
小学生になって初めて迎えた夏休みに、バッサリと切った。
散髪を生業としていた母は、嬉々として鋏を入れていたように記憶している。
父ががっくり肩を落としていた姿も、不思議と脳裏にある。
あの夏から、なにかのスイッチが入ったようで。ショートパンツで駆け回っていた。
兄がいたが、まさに次男のような存在だったと思う。
そんな子に、父が初めて買ってきてくれた自転車がなんとピンク!
キャンディキャンディがプリントされてあった。
一瞬ギョッとしたが・・・。青いのがいい~~と駄々をこねることが得策でないことは、幼いながらも感じたので、不満は飲み込んだのもしっかり覚えている。
以来、少年のようなお転婆の足として乗りまくっていたピンクの自転車。
随分乗りつぶしてからだったと思うが、ある日突如分解してみたくなって。
即行動、しちゃったんだなあ。案の定元に戻せるはずもなく、ピンクのキャンディキャンディの自転車とはあの日でサヨナラをした。ムチャクチャおこられたっけなあ。
美容院に行って、鏡に映る姿にキャンディを見て。
今こんな姿になっているのは、ピンクの自転車と何か繋がるものがあるのかと・・・。
チビッコだった頃を思い出して、ひとりクスッと。2012年の夏・・。
Comment もっこまま より: 2012年7月29日 9:17 PM tsurushin より: 2012年7月30日 8:55 AM
わかめちゃん張りの刈上げだった私は、
あのおさげが羨ましくて仕方ありませんでした。
それにしても、初代の自転車がピンクだったとは初耳です。
父上の気持ち・・・切なすぎますね。
もっこままさま>
おはよ~~。
書き込み、ありがとう!
おさげ姿を知る、貴重な存在だものね。ちょっと、恥ずかしいのだけど。。
喜怒哀楽が解りやすい、あの父の落胆ぶりが今思ってもかなり可笑しいです。
みんなにあった幼児期や少女期を、大人になった目線で思い出すといろんな発見があって楽しめます。
ワカメちゃんとよし子ちゃんって感じかなあ~~。