東京都世田谷区の鍼灸とマッサージ 弦巻鍼灸院 ブログ

キャンディ・キャンディ

幼いころ、父の意向で伸ばしていたらしい髪の毛。
小学生になって初めて迎えた夏休みに、バッサリと切った。
散髪を生業としていた母は、嬉々として鋏を入れていたように記憶している。
父ががっくり肩を落としていた姿も、不思議と脳裏にある。
あの夏から、なにかのスイッチが入ったようで。ショートパンツで駆け回っていた。
兄がいたが、まさに次男のような存在だったと思う。
そんな子に、父が初めて買ってきてくれた自転車がなんとピンク!
キャンディキャンディがプリントされてあった。
一瞬ギョッとしたが・・・。青いのがいい~~と駄々をこねることが得策でないことは、幼いながらも感じたので、不満は飲み込んだのもしっかり覚えている。
以来、少年のようなお転婆の足として乗りまくっていたピンクの自転車。
随分乗りつぶしてからだったと思うが、ある日突如分解してみたくなって。
即行動、しちゃったんだなあ。案の定元に戻せるはずもなく、ピンクのキャンディキャンディの自転車とはあの日でサヨナラをした。ムチャクチャおこられたっけなあ。

美容院に行って、鏡に映る姿にキャンディを見て。
今こんな姿になっているのは、ピンクの自転車と何か繋がるものがあるのかと・・・。
チビッコだった頃を思い出して、ひとりクスッと。2012年の夏・・。

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