信頼
初めて来院した時から「鍼はどうしても苦手です。」○さま、女性。
訴えておられる症状に、お灸で対処していた。
疲れがたまると来院くださるが、ある時どうしても鍼を使ったほうがよいと思われる時があった。
「今日の状態ですといつものお灸だけでなく、こんなこともやったほうがいいと思われます。」そんな説明をさせていただきながら、鍼をちょこっと。
それでも若干緊張されていたご様子。
しばらくしていらした○さま、「今日も鍼が必要でしたら大丈夫です。」
どうしても苦手なものがある場合でも、受け入れてくださるくらいの信頼関係が築けていれば可能になるのだと感じた。
逆に言えば信頼関係を築けないことには、そこに施術できる関係は生じないのだろう。