純
ママのお供で来院のKちゃん。6歳の男の子。よくおしゃべりする。最初の時はもう大変だった。彼にとっては部屋の中のもの全部が”これな~~に??”で、ママにする鍼を見て「うわ・・これ刺しちゃうの?」ママが鍼の響きに「あ~~っ」って言う度に「ママ大丈夫?!」こころなしかワタシに向かってくる視線がきつい。(Kちゃん、ママのこといじめてないからね・・・)ママも「大丈夫よ。気持ちいいんだからね。」キラキラして澄んだ瞳が安心する。やれやれ。
害がないところだと思ったようで今度は「2階はどうなっているの?テレビはどこ?ごはんはどこで作るの?」質問に終わりがない。
(あのねぇ・・・2階はすごいんだよ。ボタンがいっぱいあってね、テレビ見るときはテレビのボタン、眠たくなったらベッドだってウイ~ンってセットされるんだよ。ごはんも食べたいものがでてくるし。Kちゃん何が好き?)Kちゃんのなかで大きな花火がはじけたみたいで。「2階のボタン押させて~~~」の連呼に、調子に乗った自分にちょいと反省・・・・である。彼の記憶にどんな鍼灸師のイメージですりこまれたか後々聞いてみたい。