ワタシメを
一瞬出ておりましたおひさま。もう陰っております・・・。
3度目のご来院になる〇さま、40代女性。
お綺麗で、口調も穏やかで、私が持っていないものを全部持っていらっしゃる感じのとにかく素敵な方です。
入口に向かってこられる〇さまの動きが・・・あれれ~。
(こんにちは~。足取りが・・・)
「はい。やっちゃいました、ギックリを。」
(ありゃ。さっきのお電話では何もおっしゃっていなかったですから、びっくりです。)
「恥ずかしくて、言えなかったの。」ほら、こういうところが自分が持ち合わせていないとこ!
「このところ腰も具合が良くて、いいじゃない私!って思っていたのに。」
(さて、何をなさいました?)
「お客様が見えるので、重たい椅子を持ち上げて掃除してラグを敷きなおし・・・で、あ!!って・・」
(もぉぉ・・・〇さま。そんな重労働をされる時はワタシメをお使いくださいませ。極近ですから一声かけてくださったらお手伝いに上がりますよ。)
「またそんな・・」
(鍼をして、その間に用を言いつけてくだされば力仕事を済ませますデス、奥様!)
「もう、そんな夢のような・・・ぅふふ」
痛い側の腰に手をやり笑ってくださいますが、ひきつっておられます。
動けるように、なっておられるといいのですが。