東京都世田谷区の鍼灸とマッサージ 弦巻鍼灸院 ブログ

好み

大きな声では言えないのだが、好き嫌いが結構ある方だと思う。

エビは好きだけど蟹はごめんなさい。
そのエビも火は通してほしい。
たらこは進んで食べないけど、明太子は食べたい。
その明太子はできればそのまま、炊き立てのご飯と一緒に食べたい。
しかし一番うるさい家族が、明太子は火を通してくれ。中までちゃんと!と言い張るものだから、やむなくしっかり焼いていた。
その、「たらこも明太子もウエルダンで!」と譲らない自己主張の強い約1名が、今留守にしている。
なので焼かずに美味しく明太子を食べられて、満足な朝食ができている
好き嫌いはいけないけど、これって好みの問題ってことで。

 
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発破

お金をかけずにするオシャレ”を実践なさっていると仰るのは、○さま。60代女性。
洋服、小物、アクセサリー・・・・。コーディネートにいつも感心させられる。
その○さまが、たすきに掛けたバッグに(いいですねえ~)と私。
「そお?うふふ。これね、元は手提げだったのよ。」
器用でいらっしゃるので、使いやすいように変身させたそうだ。
「手提げがいい時期。この時期はちょっとくらい重くても持てるけど、段々と軽いのが良くなるし、両手が空くように肩に下げたくなるのよ。」
実用的になっていくんですね。
「そ。これから先はリュックにして背負うようになるわね。で、もっと先に行くとガラガラ引っ張って。でもあなた知ってる?手押しのバックにも洒落っ気が残っているうちのものと、さらに進んでから押すものとじゃ違いがあるのよ~~。段階があるのね。」
○さまが繰り出す、綾小路きみまろサンも顔負けの語呂とテンポで抱腹絶倒・・・。
常にアンテナを張り巡らせて街を歩き、世の中を知るようにしていると仰る○さま、さすがです。
「私も着実にその階段を上がっていくから、オオバさん頼むわよ!
最後まで洒落っ気をもって居たいから、鍼で長持ちさせてね。」
ちゃんと私にも発破を掛けることを忘れずに、帰られた。   

 
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数字にすると

先月の初めに
「ひと月前くらいから左手が痛い。首を後ろ側に反らせようとすると、左手がしびれる。とにかく、辛い。」
このような主訴で初来院の○さま。40代男性。
頸部後屈、わずかで左前腕部がしびれる。
腱反射は異常ないが右に比べて左前腕から第1指にかけての知覚鈍麻がある。
握力右47、左47。

痛みはあるものの、夜間に睡眠が妨げられるほどではない。
2,3年前に頸部のレントゲンを撮影した際には、骨の間隔が狭くなっているが問題ないでしょうと整形外科の先生に言われている、とのこと。
VAS 62。

20日後、2度目の来院。
改めて整形外科を受診し、頸部のレントゲン撮影。
以前の状態との違いは明確でないものの、頸椎の狭窄が今の症状を起こしているでしょうといわれたとのこと。
前回と、やる手段は一緒。
狭くなっているであろう頸部の箇所の血流を促進させて、前腕の神経の通り道をスムーズにしてあげる目的の施術をさせてもらう。

その1週間後、3回目の来院。
(いかがですか?)
「ダメです。痛いです。」
手指の知覚、左右差なし。
握力右47.5、左54。
VAS 50

ご本人の”辛い・・・”は相変わらずあるが、数字にすると変化は顕著。
「そういえば。1日のうちでも、ものすごくつらいのは夕方だけになっているかな。」とも仰る。

○さまがご趣味のサーフィンを再びできる日が早くくるように、がんばらせてもらいます。

注:VASとはVisual Analogue Scale(視覚的疼痛評価)痛みの程度を患者自身で示してもらう方法。

 

 
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同居

朝一で「今日って、入れます?」、○さまからのお電話。
(次の枠なら入れたんですが・・・。)さすがに数分後のお時間にいらしてもらうことは厳しいだろうなあと思いながらお答えすると
「あと7分ですね。歯磨きして、行きます!」
そしてジャストにご到着の○さま、
「う~~ん。近いってスバラシイ!まるで同居しているかのような速さね。」と、ご満悦。
ゥㇷㇷ。私も嬉しいです。
一緒に住んでいるような・・・・って、かなり気に入りました。

 
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まだ蕾も膨らんでないが

先行きが決して明るいとは言えないと思われるのに、消費税があがりそうだからだろうか。
この近辺も新しいマンションがどんどんと建っている。
にょきにょきと生えているイメージ。すごい。
ちょっとの間通らなかった場所の風景が、大きく変化していて驚くことがしばしばである。
今年の桜は遅くなりそうだが、お花の中のお引越しの光景がみられる予感。
新生活のワクワクドキドキは、そのままパワーの源になりそう。

いつもお世話になっている美容院の先生。Sマジックと称されている、腕前。ファンが多い。
先日は長めに美容院でお世話になったので、いつもより多くの話が聞けた。
「ず~~っとこの仕事だけを数十年してきましたが、自分でもよくまあ飽きずにって思いますね。しかし、お客様おひとりおひとり髪質も頭部の形も、みなさん違うわけで。違うからこそ、楽しいんですよね。だから、続けてこれているんだと思いますよ。」
おひとりおひとり、違うから。全部がオーダーメイドという意味で、鍼灸に通ずるものがあるなあと。
心の中で大きく頷きながらお聞きしていた。
この春から新しい生活の方も多いと思うが、ひとつのことを続ける年月の重さのようなものとちょっと重ねてみる。
今年の桜は、こんな想いを抱きながら愉しもうと思う。

 
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春を

久しぶりの青い空。それだけで、気持ちがあがる。
しかし、外の風は冷たいっ!日差しと青い空に、気を許したらいけません。。

そうは言っても春を感じて、ちょっと長めに外に出てみる。
梅も咲いた。ヒアシンスも、やっと伸びてきた。
そして何より今朝驚いたのは、
水を張ったカメの中にスイスイ~ッと元気に泳ぐメダカを発見。
越冬、できたのね。
氷が張ったり雪が舞い落ちたりしてたけど、キミたちはじっと耐えていたのね。スゴイ。。
水中には蓮の新しい葉もみえる。
この冬は寒くて長かった。まだ外気は寒いけど、弦巻にも春がちゃんときてくれたようである。

 
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覚悟

あの3.11から、今日で1年。
これほどまでの動揺は経験したことがなかった。
揺れながら模索して、今ある生活。
私的な面からも、この1年で取り巻く状況が一変した。
当たり前のようにしてあるものが、決して不変のものでないこと。
覚悟をもって生きること。
重い、1年だった。
一時一時を、大事に生きていきたい。

本日は日曜ですが、イレギュラーで開院しています。

 
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大きく、ありたい。

来院いただいている方のお仕事は、多方面にわたる。

知らない分野で活躍される方々の、多いこと多いこと。
触れる機会がなかったお仕事の様子を、知ることができたりする。
そうするとこれまで一方向からしかとらえることができなかったものを、側面や裏側からみようとする自分がいて、その意味でも視野が広がるようだ。
   ○さま!拝見しました~~。

視野を広く、懐は深く。  大きく、ありたい。

 
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納得。。

○さまとの会話。
(この間、運転免許証の書き換えだったんです。その場で撮った写真なんですが、ヒドかったです。あの写真付きの免許証をしばらくの間持たなきゃならないなんて、ちょっと悲しいです。)こういうワタシに
「免許証の写真なんて、みんなそうでしょ?写真が気に入ってるって人なんて、周りに一人もいないわよ。」と○さま。
(そうですかぁ?期限が過ぎて穴の開いたものと、真新しい免許証を並べてみたんですが、う~~ん。。。ひどい。)どうしても納得がいかないワタシがいうと、
「・・・・だって、5年前ですよ・・・・。」
やっと、我に返るワタシ。。
そうか・・・前の私は、5年前のワタシだったんだ。
写りがどうのとか、髪型がどうのとか、そんな問題ぢゃなかった×××。
5年の月日を納得。今度の更新は自覚を持って臨むとしよう。

 
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仲間

「去年の10月から、右の肩が挙がらなくなりました。」
HPをご覧になったそうで、先月末にご来院くださった○さま。
じっとしていての痛みはないが、右肩がずんずんと重くなる。
右を下にして寝られない。
そして何より、動きが悪い。このような訴えをされて
「こういう人は、こちらに来ますか?治りますか?挙がるようになりますか?」
不安な表情の○さまに、極力丁寧にお応えして。
(最初はあまり間を空けずにいらしてください。1週間から10日のうちには、いらしてください。)
そしてちょうど10日目にいたらした○さま、「右を下にして寝られましたっ!」
ご自宅でやっていただくようにお教えした運動もちゃんとしてくださっているようで、腕を前に挙げていただいても横に挙げていただいても、前回のラインは軽くクリアしている。
「ちょうどあの後で友人と話したんですが、どうやら五十肩の仲間みたいで。鍼に行った方がいいよって言いました。どうも、怖い・・・が先に立ってしまうようですけどね。私も伺うまでに躊躇しましたが、もっと早く来ればよかったです。」
お年頃、ですね。

 
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