ギックリ腰
このところ、腰痛を訴えて来院する方が続いている。
「何となく、腰が重だるいなあと思っていたのだが、前日から更に辛くなった。寒くなってきたからだと思ってお風呂に長く入って温めた。そしたら、動くのさえつらくなってしまった・・・。」Nさまご来院。奥様のご紹介。
「こういうものを、ぎっくり腰と言うんですか?」とNさま。
弦巻鍼灸院にみえる方は30~50代の方が多いので、このようなケースが多いように感じている。
冷えや疲労によって周辺の筋肉が硬くなっていた土壌があり、その後で関節の炎症を起こしたであろうケースが多い。
このような場合では、Nさまのように長湯をして状況を悪化させることがある。
急性に起こった腰痛を総称してぎっくり腰と呼ぶことが多いが、急性の腰痛でも筋肉がほつれた様なイメージのものや、腰椎の関節部の捻挫のようなもの、さらには椎間板の髄核が飛び出してしまうヘルニアや、骨自体が変形をすることで起こっているもの・・・などと、様々なケースがある。
温めた方がいい場合と、冷やした方がいい場合とがあるので、鍼灸のあとの過ごし方をよく説明させていただくように務めている。
腰は身体の要。何かと気忙しくなるこの時期にギックリ!とならないように・・・。