顎関節症
「6日程前から耳が痛く感じて耳鼻科に行ったが顎関節症といわれた。口が開きにくい。痛くて夜寝られないし、食事に支障があるし・・・。泣きたいわぁ~~・・・」
Tさま、久しぶりのご来院。
指が1本やっと入るかな、の開口具合。
想像通り後頸部や前頸部、肩にかけての筋の緊張が強い。
顎関節症は、その多くにストレスが関与しているとされている。
リラックスしている特にはゆるむ口元が、緊張状態にあると歯を食いしばってしまう。
精神的な緊張状態が咀嚼筋の緊張を強め、頸部や肩周りまでにも緊張がひろがる。
これが悪化して開口時に筋肉が痛んだり顎関節が痛んだり、頭痛などまで引き起こして顎関節痛が生じるとされている。
ストレスが顎関節症に関連しているとすれば、鍼灸治療は最適応といえるだろう。
Tさま、翌日メールにてご報告くださった。「昨夜はよく眠れました。」まだこの時点では開口障害があったと思われる。
1週間後にご来院なさって
「翌日には口を開けやすくなって、3日ほどで食事にも支障なくなりました。」
仕事がいつも忙しいTさま。
あとでお聞きしたら、最近はそれに加えてのちょっとしたトラブルもあったとのこと。
現代人に顎関節症が増えているというが、わかる気がする。