東京都世田谷区の鍼灸とマッサージ 弦巻鍼灸院 ブログ

養生としての

「どのくらいの頻度で通ったらいいのでしょうか?」
よく聞かれる声のひとつ。
鍼灸治療は、いわゆる病気になる前の段階に受けていただくのが理想と思っている。
なので、特にどこかに痛みが出ているような状態でないときに、最低でも月に1度はお手入れとしての鍼灸をうけていただきたい。
治療としての鍼灸”よりも”養生としての鍼灸”を受ける方が増えていってくれるのが、ワタシの目指すモノである。
養生という意味からお灸を好んでさせてもらっているが、この優れもののお灸の効果について書きたいと思う。

施灸による温熱刺激で、局所を温め循環を改善することと、生体の防御機能を増すことが考えられている。
「身体を加温すると2日後をピークに熱ショック蛋白(HSP)が増加し、このHSPの増加に一致して自然免疫能が増加する」と伊藤要子先生が述べておられます。
施灸によってこのHSPが増えるのではないかといわれているのです。
「治療の効果は、翌々日が一番高まります」
このように説明させていただいている意味が、ここにあるのです。
生体への影響を踏まえての治療間隔からいえば週に2回のお灸が最高の贅沢といえるでしょう。

 
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ナマの声

「鍼は初めてです」
こんなふうに弦巻鍼灸院にいらっしゃる方が、最近増えているようで嬉しい限りである。
 ”なんだか怪しげ”
 ”整形外科に行っていてもかんばしくない”
  ”エステに行ってセレブな時間を持っても、コリや痛みにはどうかなと・・・”
 ”鍼やお灸ってお年寄りが行くところでしょ?まだ行くのは早くないかしら”
 ”いろんなことを試したけどいまひとつ。しょうがない、鍼でもやってみるか・・・”
実際、来院された患者さんがおっしゃった生のコトバの数々。
これが、世の現実の声かもしれない。
「初めて訪ねる鍼灸院」・・・・不安で一杯でしょうね。
最初はおっかなびっくりでいらした方も、永くお付き合いいただけているケースがほとんどです。
鍼灸院がアヤシゲ・・・な処でないことを、まさに肌で感じていただきたいなと切に思う。

 
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なつやすみ

弦巻鍼灸院は夏休みを頂戴していました。
故郷にも帰り、懐かしい再会も果たし、リフレッシュして帰ってまいりました。
夏休みの締めは大好きな那須。何度も訪れていたけど、今回は初めて”簗(やな)”をみた。あいにく増水によって橋が流されてしまっていて再建している最中だったが、しっかり鮎はいただいてきた。
うん!美味!
もう1枚のショットはレゴスタジアムの”オジサン”。もちろんLEGOでできてます。疲れてお隣に座らせてもらったら、なんとこのオジサンの寝息が「Z~Z~」。ちょっぴり出たお腹も後退している髪も、なんとも愛らしいではないか。夏休みのオトナは、みんなこんな感じね!
そんなこんなでツルシンの夏休みも終わりました。
充電できて、また頑張れます!

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主婦魂

「たまには朝、パンが食べたいっ」ムスコが言うのでパン焼き機を出すが、バターをきらしていた。
買いにでるのも躊躇する時間帯だったので(お米でいいんじゃない?)
だが、誰に似たんだか頑固なカレ。「コンビニに買いに行ってくる!ボクが。」
(コンビニで食料品なんか高くて嫌よ。主婦魂が許さない。。。パンには無塩バターだし。)
母はこういうとき意固地になる。そんな訳で昨夜はスーパーに散歩がてらテクテクと。
しかし、街ってどんどん変わっていくんですね。ご近所なのに、いつも通っているところなのにアレレ??なところがいっぱい。○○タッキーがなくなっている~~観察力がないんでしょか。それはともかく・・・
スーパーもコンビニ並に遅くまで開いているので助かる。。。。が、
結局、無塩バターだけでなく余計な嗜好品がかごに入ってしまい、これじゃあムスコにコンビニに行かせたほうが利口だったかも・・・・とちょっぴり凹む。主婦魂が泣くってものである。。

 
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共に

最近部署が変わって、「かなり無理をしている・・・」とSさま。
「ココにくるようになって何年になるっけ?」
(初めていらしたのは2003年。なんと29歳でしたよっ!)
「おお~~~っ!」
Sさまは若いけど異例の昇格をとげたらしい。
責任のある位置に行けばそれに伴っての苦労があるだろうことは、自営のワタシにもなんとなく理解できるわけで。
「イッパイイッパイだけど、何とか踏ん張れてるよ・・・・」
忙しい中でも月に一度は時間をとって来院なさっているSさまも、今年36歳になる・・・・・。
弦巻鍼灸院にご縁あって来院してくださる方々と、共に歳を重ねていけることって、なかなかシアワセを感じるのである。
脂がのって、いい仕事ができる年代の方が増えてます。

 
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子育て世代

夏休み真っ只中。
弦巻鍼灸院に来院する方の年齢層は、子育て世代が多い。
夏休みでも、のんびりとはいかないのが現状。
「5年生で川場への移動教室があります」
「日光です。6年ですから」
「受験生いますから、毎日お弁当づくりです」
「部活の練習やら合宿やら・・・母も全く休めません」・・・・などなど。

そんな中、昨年末以来の○さまご来院。
「もお・・・本当に疲れました・・・」
(あれ?ひょっとして受験生ですね、お子さん・・・)
「そうなんです。今日は子どもが家にいるので仕方なく休みを取ったのですが、いかんせん自分の具合が。」
顔色もすぐれません。後頭部から首そして肩にかけてガチガチです。

自分のことは二の次になってしまうママさん世代
無理しがちです。でも、元気なママの存在が、子供さんたちの何よりのバックアップになるのではないでしょうか。○さま、あと半年です。永遠にこの時期が続きませんから、来春の旅行の計画でもたてて、どうかあと半年を乗り切れますように。
弦巻鍼灸院は、夏休みでお疲れのママさんたちがリフレッシュできる、そんな存在でありたいなあと思います。

 

 

 
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夏バテを食から

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蔓のカーテンを!との思いで植えた朝顔。
上に上にと伸びて2階のベランダにまで到達。
元気だなあ~~
そろそろ食欲が落ちて”夏バテ気味”の方もちらりほらり。
ノドごしがいいからついつい・・・と、お素麺やおそばにうどん・・・そんな麺類ばかりの食事になっていたりしないだろうか。夏バテ予防に効果があるとされるのはビタミンB1だそうで。
麺類などの糖質が、体内でエネルギーに変わるのを助けてくれる栄養素である。
これを多く含む食品が豚肉焼き豚は冷やし中華に入れてもいいし、豚しゃぶなんかはニンニクを効かせてポン酢でいただいたらサイコー!
ビタミンB1は他にうなぎ、カツオ、玄米にも多く含まれる。
ヒジキなどの海草類にも豊富なのだそうだ。
夏バテ予防の基本はやはり三食しっかり食べることだろう。暑いのでキッチンに立つ時間も短めにしたいからささっと要領よく済ませたいですね。

 
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よろずの

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ひと足早く田舎に行っている友が送ってくれた写真。

秋田県南部の小さな町にある「祇園山」という山。
ワタシには、とっても思い入れが深い山。
小学生だった頃、実は毎朝通販で買った”パワーアンクル”をつけて登っていた。これ、皆さんご存知かしら?足首に鉛の入ったもので負荷をかけるものです。
アヤシスギル小学生~~~
なぜあんなに燃えていたかは今もって不明だけど・・・。)

毎朝てっぺんまで登って、祭られてある宮様にお参りして。
鳥居があるとどこでだって手を合わせる、日本人らしさ一杯のワタシ。
ヒトって弱いから、よろずの神仏に頼るのでしょうね。

思いがけず、懐かしい風景を見ることができて。Tちゃん、サンキュウ!

 
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初診料

「本日予約は取れますか?」
(△時が空いてます。)声の感じが初めてかしらと思って(こちらは初めてですか?)
「いえ、4、5年前に一度だけ伺ったことがあります・・・」
お約束の時間までにカルテを探す。もちろん今のカルテ棚には見当たらず、更に奥から発見。
本当に丸5年ぶりです・・・。お顔までは思い出せない・・・。どんな施術をしたか記載してあるので、5年前にどんな症状を訴えておられたかは把握できる。
そして○さまご来院。
お顔を拝見して、(ああ・・・)。身体を拝見して(そうだそうだ、あの方だ!)確信!すっきり。
この○さま
「今回の症状がでてネットで検索して。ふと、あれ?ここって前行ったとこだ・・」だそうで。
カルテが奥に移動する前にいらして欲しいですね、次回は。

弦巻鍼灸院はどれだけ期間が空こうが、初診料は新たに頂戴しておりません
いまのところは。。。。。

 
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若造

弦巻鍼灸院は完全予約制なので、お約束がない時間帯には白衣を脱いでいることが多い。そのせいかどうかは不明だが・・・

少し前のこと。
午前中が混み合っていて食べ損ねた昼食を、3時を回った頃とっていた。インターホンがなったので出てみると60代と思われる男性が立っておられた。
「ちょっとお尋ねしたいのですが・・・・。あなたが先生ですか・・・・?」明らかに不安げです。
不惑の年を迎えているのでもう若いといえない、臨床をしていく中ではいい年齢になったと自分では思っていたのだが、人生の先輩の方々から見ればまだまだ若造で。
こんな若いものに身体を預けるのか・・・”と思われてしまうのか・・・とちょっと考えさせられた。

まだこの世界に入って間もない頃、「いくつなの?」と聞かれ、足し算でサバをよんでいた。
患者さんが不安にならないように。月日が経って自分の年齢が上がっても、更に上の年代の方々には若造のままなんでしょうね。
あの頃、ワタシに身体を預けて施術をさせてくださった沢山の方々。感謝の気持ちはずっと抱いてきたけど、改めてありがとう・・・・。

この仕事に到達点はないと思っている。
昨日より今日、今日より明日。固まらないで、歩き続けていけるようでありたい。

 
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