施術日記
晴れ!素敵な青空が広がっています。
この夏の初めに、ご紹介でみえた○さま。
歩行も困難でご家族に付き添っていただいてのご来院でした。
「おしりから足にかけてびりびりとした嫌な感じがある。痛みじゃなくて、しびれがずっとあるような感じ。とにかく、辛い。」
ここにいらっしゃる2か月ほど前から膝の痛みが出て、様々な検査をしてみてもよくわからず、びりびりは強くなるばかり・・・お話しする○さまの表情は、眼を固く閉じ辛さに懸命に耐えておられるご様子でした。
時間と共に
お付添いの方もなくおみえになるようになって、
おしりのあたりの不快さが取れてきて、
広範囲にあったしびれも足の裏に限定されてきて、
杖も必要なく歩行が可能になってきて、
本当に薄皮を剥がすが如く・・・の施術日記でした。
○さまは、鍼の刺激をとにかく痛がられる方で
これが快方への道なのですと、○さまにはもちろん自分自身に一番言い聞かせながらの丸4ヶ月だったと思います。
治療の間隔を空けさせていただくまでになり、なにより○さまの苦痛の御表情に変化があらわれてきました。
○さまにとってもちろん苦しい期間だったと思いますが、私自身にとっても長くてつらい時間でした。
こういう経験のひとつひとつが施術者側のヨロコビとハゲミになっているんだと、強く思います。