胃腸の疲れ
近頃、胃腸の調子がすぐれない方の来院が多いように感じている。
記録的に暑かった夏の疲れが、ここにきて出てきているような、そんな印象を受ける。
内臓の不調も背中にあらわれるものだし、もちろん腹部にも反応がでている。
それらに手や足なども含めて、鍼やお灸での刺激をくわえる。
胃腸の不調を自覚している方は食にも気をつけてくれているが、「自分は大丈夫」と困った自信をお持ちの方がいらっしゃることも事実。
生きていくためのパワーには、産まれた時に親から授かった先天の気と呼ばれるものと、後天的に栄養を口から入れて育む後天の気とよばれるものがある。先天の気はともかく、後天の気に関してはご自分で気を配ることでうまく保たせ、育てていけるものである。
背中が張って苦しい・・・。単純な疲れだけからくるものばかりではない場合もあります。
自覚している以上の負担がかかっているであろう消化器系の働きの乱れを、食生活と、鍼灸で整えてあげたいものです。
後天の気の調整がうまくいくことで、病気になりにくい身体をつくることができます。