若造
弦巻鍼灸院は完全予約制なので、お約束がない時間帯には白衣を脱いでいることが多い。そのせいかどうかは不明だが・・・
少し前のこと。
午前中が混み合っていて食べ損ねた昼食を、3時を回った頃とっていた。インターホンがなったので出てみると60代と思われる男性が立っておられた。
「ちょっとお尋ねしたいのですが・・・・。あなたが先生ですか・・・・?」明らかに不安げです。
不惑の年を迎えているのでもう若いといえない、臨床をしていく中ではいい年齢になったと自分では思っていたのだが、人生の先輩の方々から見ればまだまだ若造で。
”こんな若いものに身体を預けるのか・・・”と思われてしまうのか・・・とちょっと考えさせられた。
まだこの世界に入って間もない頃、「いくつなの?」と聞かれ、足し算でサバをよんでいた。
患者さんが不安にならないように。月日が経って自分の年齢が上がっても、更に上の年代の方々には若造のままなんでしょうね。
あの頃、ワタシに身体を預けて施術をさせてくださった沢山の方々。感謝の気持ちはずっと抱いてきたけど、改めてありがとう・・・・。
この仕事に到達点はないと思っている。
昨日より今日、今日より明日。固まらないで、歩き続けていけるようでありたい。
Comment たぬき より: 2009年8月4日 9:24 AM tsurushin より: 2009年8月4日 2:29 PM ルンバルンバ より: 2009年8月4日 8:17 PM tsurushin より: 2009年8月5日 9:32 AM
私も開業の頃受付の人と間違えられたりしました。
もっとも27歳の開業ですからむりはないかも?
この頃では飲み会に行くと、若い連中が私の手を(老人にやるように)ひくことがありますね。
たぬきさま>
どんな大先生にでも、そういう時期がおありになるんですね。
まだまだ、我々の先頭を歩いていただかないと。
ツルシン様
以前、講習会に行ったときに、「患者さんは何歳くらいの人に治療をしてもらいたいか」というアンケート結果の話がありました。結果は「30歳代」だそうです。結構若いと思いませんか。
書かれているような経験は僕も同業者ですからあります。でもこれからは若く見せる工夫が必要となる世代に入ったということだと思うのです(笑)。男ならば太ったり、ハゲたりしない努力、女性もそれなりの努力が必要だそうです。でもツルシンさんは笑顔が素敵なので大丈夫です。ニコニコしていることも重要だと講習会では言っていました。相手のおでこに視線を置いて、自分の大好物を思い浮かべるのだそうです。
それはそうと、富士山はすごいいい天気でしたね。良かったですね。今日、明後日から富士山に行くという患者さんが来られました。足が痛いので不安だとおっしゃられていましたが、大丈夫だと背中を押してあげました。毎年一人くらいは富士山登山に行くという患者さんが来られます。大人気ですね。
それからブログのほうにもこちらのブログをブックマークしました。事後承諾ですがよろしくお願い致します。
ルンバルンバさま>
コメントありがとうございます。
患者さんの求める年代は30代・・・ですか。意外ですね。
ルンバルンバさんのおっしゃるように”それなりの努力”と”スマイル”を心がけてまいりますね。
(おでこに大好物を連想したら噛み付いちゃいそうで、要注意ですが×××)
また、寄ってくださいね。ありがとうございました。