そのキズ
昨日はお休みを頂戴してお墓参りに。
祝日を外してみたので、珍しく近くを散策。
何度も行っているところなのだけど、これまで観光らしきものをしてこなかった。
お天気にも誘われて、初めて足を運んだあるお寺。
階段を上ってやれやれと、景観を楽しもうとした私。
ベンチに座ったオジサマと目が合った。
(どこかで見たような・・・・。)しかし、記憶の回路がつながらない。
次の瞬間、その御一行様の会話が耳に入って、~~!
聞き覚えのありすぎる、訛り。
(○さん~~~!)私の回路が繋がっちゃったものだから、駆け寄りました。
でも、当のご本人は目がテン。
(湯○の、Tです。スキー場でお世話になりました。)もう、コーフン。
「あ~~~~!!」○さんも、思い出してくださったようで。
ホームグラウンドとしてこもっていたスキー場の、パトロールをされていた○さん。
「20年以上になるなぁ・・・。あゝ、このキズ、残っちゃったなぁ。」
私の顔を指して、気の毒がってくださっている。
このキズのことを知ってくださっている人なんて、わずかですもん。なんだか胸が熱くなりました。
あとで子からは
「みんな、ガンミしてたよ。他人のふりしたからいいけど。」こんなことを言われたけど。
あんなふうに再会できた奇跡に、しばらくコーフン冷めやらず。
こんなことって、あるんですね。。