お通じ
快適な生活を送る上で、よく食べてよく排泄するということは大事。お通じについて。
食べたものは、普通、下行結腸からS状結腸に溜まっていて直腸には存在していない。
大腸の総蠕動が起こったり、便の量が多くなったり、自らの重みで直腸に移送されていく。
そして直腸の壁がその内容物によって拡張され、内圧が高まることによって分布している骨盤神経が刺激される。
その興奮が脊髄を経て大脳に送られることで、やっと便意が生じる。
便意が起こると反射的に直腸、内肛門括約筋蠕動が緩む。
いつもはしっかり締まっているところが緩んで、準備完了。
そして一方で、随意的に腹圧を高めて声門を閉じ、息をつめるなどの現象も加えることで、便が肛門を経て体外に排出されることになる。
これを排便反射といって、脊髄にある下位中枢と、延髄、視床下部にある上位中枢によって統括されている。
大脳皮質からの調節も受けているので、一時的に便意を打ち消すことが出来てしまったりするんですね。
いきたい時にがまんしてしまう、それができてしまう・・・そしてそれが習慣的になると、あまりよくないことになってしまう・・・。