
シクラメン

敗北
昨日と今日は風もなく、比較的穏やかな天気だが、
 先週末の3日間くらいはとにかく寒かった。
 夜のウオーキングに出る際には速足なので帰路には汗ばむほどだが。
 ワンの散歩に付き合う際は、ノソノソ歩きだし、あっちこっちで止まるものだから。人間が芯から冷える。ワンは毛皮着てますから、夏より俄然元気。
 このところ暖かい冬が続いていたし、かさばるのでダウンはショート丈のもので十分と。
 モノを増やしたくないので、
 ”ロングのダウンなど購入するものか”と誓っていた。
 なのに・・・。
 あの寒さにあっさり敗北。
 衝動的にロング丈のダウンコートをポチした私。
 あったかそうなものが届き、これでワンとの散歩もヌクヌク行けそう。
 やせ我慢は良くない。。


ネタを
乾燥していて肌がカピカピって。
 保湿保湿・・・。
 治療室にも加湿器を出しました。
ながいお付き合いになった〇さま、60代女性。
 カルテを見たら丸15年。なかなかな年月。
 お身体を見て触れていますと、微妙な体重変動も分かること多し。
 (〇さん、ちょっと落とされましたね?)
 「増えた後、ちょっとずつ減らしてそこで維持してるところ。5㌔かな。」
 (急激にではなく、良い感じではないでしょうか。)
 「若い時にはもっともっと痩せてたのにね。」
 (お洋服、7号とか仰るんでは?)
 「そんな!5号とかよ。3号って時だってあったわよ~」
 え”” —耳にしたこともないような号数を訊いちゃった—
 リカちゃん人形じゃないんだから~~( ゚Д゚)
 ひとしきり一緒に大笑いした後、
 「あ、センセ、ネタに書くんでしょ?」
 みてくださっているようで・・・(^^;)
 はい、いただきました(*- -)(*_ _)ペコリ

愛でて

昭和の
庭に数羽のムク鳥。
 去年はダメだったが今年は赤く実ってくれた千両を狙ってるのか。
 鳥にやられる前に切るべきかもしれない。
 お正月まで持つだろうことを願って。
半年ぶりでご来院の〇さま、50代女性。
 背中から腰にかけての張りが強くなると、思い出していただけるようだ。
 この度はお入りになるなりBGMに
 「あ・・平井堅だ・・・。ダメ、泣きそー・・」
 良いですよね~この歌声~~。
 同調してくださる方がいて、嬉しくなる。
 若い時に聴いていた曲を、今この年齢になって聴いて心に沁みること多いですよねと。安全地帯の玉置さんサイコー。
 歌詞だけでも泣けるかも。
 中高生の時代なんて、恋の歌が解るはずもなし。
 昭和の曲談義に花を咲かせ。
 終えて、
 「もう一回来た方がいいかしら?」
 (明日の様子を見て、ご連絡ください。)
 翌日バッタリ道で会いましたが、良いご様子デシタ。

走れるように
「やっと来られた~~」
 30代女性、半年ぶりのご来院。
 「最近多忙で背中から腰がバキバキ。これはヤバいなあ・・・行かなきゃなあ・・・ってずっと思ってて。今日はやっと隙間時間が出来たので飛び込みました・・。こんな時は自分のメンテだ!って。」
 年内一杯はキツキツな状態らしい〇さま。
 途中、静寂な時間・・・
 (はい、終わりました~)の声に
 「あ”----完全に寝てた。ふっかいとこまで沈んでました・・。」
 (おかえり!)
 この世界に入りたての頃、先輩に
 ”マッサージしてる相手を寝かせられるようになったら一人前だ”
 ってよく言われましたっけ。
 「復活しました!またガンバレマス~~」
 気候もそうですが、気ぜわしさもこの時期らしくなってきました。
 どなた様も動かねばならぬ時こそ、身体を万全に!
 師走を、走り回れるように—–。

夢か幻か
この時期らしい空。
初めてご来院の〇さま、50代女性。
 「片側の股関節が痛い。整形外科を受診しレントゲン検査。骨には異常なし。MRIも同様。頸肩は慢性的に凝っている。」
 (こんな考えでこんなふうに鍼をしていきます・・・)
 ご説明の後で手をすすめる。
 (此処はどうしてお知りになりました?)
 お尋ねしましたら
 「近くにあって気になってました・・・」
 そうでしたか。
 「あったはずなのに、時々消えてて、看板が。あれ~??って思ったこともありましたぁ。」
 ふふふ。
 雨だったりすると時々看板を避難させますからね・・・
 看板は出てたり引っ込んでいたりしますが、実在しております。
 幻ではありませんので。


ファン
本日も晴れ。
 週末から寒くなるらしい。
ながいお付き合いになる〇さま、80代女性。
 お綺麗で品がおありで。私、ファンです。
 その〇さまとの会話。
 「火野正平さんが旅立ってしまって、とっても哀しいの。俳優さんで一番好きだった。”こころ旅”、大好きでずっと観てたわ。あの語りがとにかく優しくて、人柄が出ていたわ。」—-力説—–
 (そうですね・・・。人気ありましたね。)
 「ファンだったの・・・。」
 (一番好きな俳優さん・・・私は・・・)
 「だれだれ?」
 (津川さんです!)
 「・・・・・そぉ・・?」
 明らかに、ひかれたように感じました・・・。
 声高らかに申します。津川雅彦さん、ファンです。













