うん、うん。
暑い日が続いた後ですので今日はひときわ寒く感じます。
〇さま30代男性。初めてのご来院です。
「頸と肩が張ります。」
つらい箇所に印をつけてもらった図には頸の前面、頸から背中、腰、ふくらはぎとほぼ全身にマーキングされています。
「他の治療院で鍼をしてもらったことがあります。少しは柔らかくなったかなあ・・・という感じでしたが、鍼が痛かったなあという印象でした。こちらは女性の先生だし痛くない治療かなあと思って伺いました。」
（ウチの鍼が全く痛みがないとは・・・言えないです。ご期待に沿えずすみません。無痛で終えることはできないかと。どうされます？受けられませんか？）
「・・・いやぁせっかく電車乗り継いできましたので、受けて帰ります。」
ということで施術開始。
（こんな感じですすめますけど、いかがです？）ご様子をお聞きしながら手をすすめます。
「ぁ…大丈夫ですね。」
こんなやり取りをしながらまな板の何とかになりきっていただいて、終了。
途中にも、「あれ？違いますね！軽いわ。うん、うん。」感想をしっかり言語化しておられました。
（苦痛なくできました？）
「はい！前に受けた鍼とはまた全然違いますね。既に頸も背中も軽いです。うん、うん。。」
電車を乗り継いでのご来院ですので、やや気合を入れないと足が向かないかもしれませんが。
ご自身の身体がもっと変化していくご様子を是非体感していただきたいです。
〇さま、再びのご来院お待ち申し上げております。
靴下を
仕事着を半袖にしました。本日も暑いです。
〇さま30代男性。ご紹介でご来院。
「今年の1月から左足のふくらはぎの外側と後ろ側が痛くなった。整形外科を受診。ＭＲＩ検査などはしていないが症状からおそらくヘルニアがあるでしょうと言われた。投薬を3週間続けた。一時的には楽になったが3月から再び激痛が出た。今度は整骨院でみてもらっていたが変化なし。大分時間も経ってきたし早く良くなりたいと思っていたところ、親族の腰痛が改善した様子を見ていたので紹介してもらった。」
みせていただいて、やはり症状から腰椎のヘルニアがあるだろうと予測できます。
痛みは左臀部と脛骨の前面が強いようです。
（鍼灸をさせていただくことで、この箇所にこんな作用を期待します。そんな目的でこれらにこのような鍼をさせてくださいね。）
最後に日常生活での好ましい姿勢や避けて欲しい姿勢など、気を付けて欲しいことをお伝えして終了。
再び身支度を整えてベッドから出てこられた〇さま
「鍼の前には動作が全部しんどかったんですが、靴下を楽に履けました。」
座位でのお仕事とのことでしたから、”椅子はこんな感じのものがいいですね””就寝はこんな格好がいいと思いますし”・・・思いつくままにお話しします。
「椅子に関しては他では逆の事を言われました。でも、今言われた姿勢の方がお尻にも足にも痛みが出ません。気を付けてみます。」
ご近所ではないのですが、何とか時間を作っていただければと思います。
がんばったね
今日も晴れ！
先日は日曜に開院しておりましたので、平日なかなかご来院できない方が多かったです。
〇さまは20代から5,6回/年ご来院くださっている女性。
この冬の寒い盛りにひょっこりおみえになった〇さまのお腹、大きくなっていて。ご待望のご懐妊。頭痛に、背部と腰部の張りを訴えて数回鍼灸をさせていただきました。
予定日も過ぎたし、そろそろお生まれになったかなあ・・・と思っていたところにご予約のお電話。
（お生まれになりました？）
「はいっ！」
そして〇さま、母親になられてご来院～～！
「妊娠中にこちらに来られて随分楽になりました。でも実際産むのは簡単じゃなかったですね。想像を絶する痛みでした・・・。」
（そうね。人を一人この世に産み出すんだからね。最後は誰も助けてくれない、自分で産むしかないからね。がんばったね、お疲れ様。）
「寝不足がツライのと、やはり抱っこに慣れてないからでしょうか、背中がツライです。」
1回で取れきれない凝りが残りましたが、終えられて
「(*´Д｀*)ぁあぁ(*´Д｀*)随分楽になりましたぁ。何とかしてまた来ます～～。来たいです。」
13年前から存じ上げていた女の子が、母になった姿を見られて。
婆の心境です。
サクラおわり
暖かな日差しが、部屋にも届きます。
桜も散り寂しさも感じますが、春は始まりの時期でもあります。
今年は兜やらこいのぼりやら出してみました。
いいものですね、このサイズ。
義父がのこしてくれたもの。
そしていつも京都帰りにくださる〇さまのお土産。お洒落。
桜が終わり、今度は新緑が楽しみです。
月
今日から4月。
昨夜の満月は、美しかった。
3月は毎年特別な月。
今年の3月も内容の濃い月になりました。
出会いがあって別れがあって。
人を繋ぐ縁の糸に胸を熱くさせられました。
支えるよりも支えていただくことの多かった人生を想い。感謝と同時に
”人生の後半は誰かを支える側になりたいものだ。なれるだろうか・・・。”
そんなことを想いながら、大きく控えめな光を放つ月をずっと追っておりました。