
やむなし
蒸します。
はっきりしない空は、やはり梅雨なのです。
年齢とともに新陳代謝が落ちて。
自分を戒めるために、毎朝乗っている体重計。まさに踏み絵の如く。
今朝は、ふふふ…もう笑うしかない。
たった一日で1㌔の増っ!
昨日は勉強会の後、皆で楽しく食べて飲んで。
暑くなってきたのでノド越しがよい泡立つものが、美味しい。
気心の知れた仲間と、笑いあって食すものは全て美味しい。
調子に乗って、
ぜひ行きたいと思っていた広島お好み焼き屋さんに。
一人じゃおそらく寄れなかっただろうけど、数人で、ゴー。
広島のお好み焼き、初めて頂きました。
マスターのヘラサバキとトーク。癖になりそう。
楽しかったから、1㌔増は、やむなし。

上げたくて
いつもお手元がきれいな〇さま。
ご身内の介護、ご不幸が続いておられた。
その真っ最中にいらした際には、お爪が大人しく。
色が全く乘っていなかった。
「さすがにね・・・落としたわ。」と。
そして先日いらした際には
めっちゃ素敵なピンク、そしてラメ。
復活されましたね!綺麗です~~!
「法事も済んで、”思い切り派手にして”ってお願いしたの。テンション上げたくて。」
大事ですね、こういうモチベーション。

枇杷
ご近所で枇杷の実がたわわに生っているのを目にして。
毎年、枇杷の実を見ると思い出すことがある。
もう30年以上も前のことだが、
整形外科に勤めていたことがあり、担ぎ込まれた男性が居て。
レントゲン室に案内しながら会話を交わした。
脚立から落ちたとお聞きし、なぜ脚立に上られたんですかと。
明治のお生まれで、お着物姿の品のある男性だった。
口数は元々多くなさそうな、その男性が
「庭の枇杷があまりに旨そうだったから・・・」とポツリ。
嗚呼・・・
きっと見事な枇杷だったんだろうなあ・・・
枇杷の木に生る、オレンジ色の実を見るたびに
あのご老人を思い出す。

新茶

変化
梅雨らしい空。
〇さま、60代男性。
頸から背中にかけての凝りが強い。
しかし、ご本人は全くご自覚がない。
自覚症状が無いのは決して喜ばしいことではなく、
放っておくと大事に至ることもあるのでは・・・。
—-手足の冷えにしても「全然平気」と仰っていても
これでもかというくらい冷え切っている方も多いが、
これも好ましくない—-
で、背中の凝りを自覚なさっていない〇さま。
最近はメンテナンスにも心を掛けてくださり、
あまり空けずに来院くださっている。
先日いらした際、
いつもの凝り固まった背中が、緩んでいるのです。
(軟らかさが、でてきました。丘が低くなった感じです。)
「そうですか。最近あまり間を空けずに来ているからかなあ・・。」
ご自覚的には大きく変化はないご様子ですが、
背中のご様子は大きく違いました。
これはヨロコバシイことです。

違う景色
あめ。
80代男性。
「こんな天気だと、しっかり不調。後頭部から頸、肩のあたりまで硬~くなって。もやもやっとして、とても気分が悪い。何にもやる気が起こんなくて。よかったよ、空いてて。」
月に2,3度の頻度で鍼灸をさせて頂いている。
「眼がねえ、見えにくくなってる。でも、此処で鍼をやってもらって帰る時、来た時と見える景色が違うんだよ。モヤがかかっている感じだったのが、ス~~ッて、遠くまで澄んで見える。嬉しくなっちゃってね。」
いつも同じお話を、熱く語ってくださる。
「そうやって嬉しくなりながら帰って、凄く眠くなるんだ。だから30分くらい横になって休む。その後がまた何とも言えなくカラダが楽になる。」
ありがと!と帰られる〇さまに、
こちらこそ、ありがとうございます。

よいもの
ネットでの買い物が便利過ぎて、頻繁に利用している。
しかし、どうしてもフィッテングしないとダメなモノって、ある。
先日、使い慣れたウオーキングシューズが大分ヨレタので。
前にストックしてあったシューズを下した。
以前と足の形状が変化したこともあるだろうが、
何しろイタイ。
これでは、健康のために歩いてるはずなのに、
むしろ不健康になるわ・・・。
そもそもこれは、試し履きせずにポチして購入した代物。
やはりだめだなあ・・・と、ちゃんとした店に走る。
ちゃんとした靴を求める時には此処に行く。
お値段も素晴らしいが、本当に良いのだ。
ポチで済ませてよいものと、しっかりフィッテングした方がよいもの。
しっかり分けねばならぬと、実感。

懐かしい

東京横断
久しぶりに予約の連絡をくださった〇さま。
ずっと”ご近所さん”だったのですが、転居なさって。
今はお気軽にひょいといらっしゃる距離ではありません。
「いやいや~ご無沙汰で。」
(お元気だったですか?)
「先週ギックリ腰をやりまして。先週よりは動けるようになったんだけど、昨日は痛くて寝られなかった××。ギックリが、こんなに時間かかるのかなあ。」
(それは大変でした。電車でほぼ東京横断、移動がキツカッタのではないですか?)
「歩くのは平気なの。立っているのはも平気。座る方がきつい、立ち上がる時が。治りが悪いってことはそれだけ齢をとったってことだろうかと落ち込んでた。」
こんな時に思い出していただいて、更に遠路いらしていただいて。
—-実は感激していました—-
治りかけた腰痛の、あと一押しのタイミングで。
復帰なさっているといいなあと、思っています。

こども
『万引き家族』を、観た。
前から気になっていた作品で、今更感がありつつも。
観終わって、しばらく感情が尾を引いた。
現実にはあり得ないだろう的な内容なのだけど、
しかし妙なリアリティを覚えてしまう。
家族って何だろうと改めて考えさせられた。
少年のあまりに綺麗な瞳。
それが余計脳裏に焼き付いて離れなかった。
幸せな気持ちにはなれなかったし、
もやもやした重たい感情が残っている。
出生数が70万人割れという衝撃的な数字が出たが
将来を担うこども達が幸せに生きられる社会であって欲しい。
