明けてから
例年のことながら正月休みを持て余し。
年内に手が届かなかった掃除に着手。
我々は灸頭鍼をよく使うので、壁が艾焼けする。
艾でいぶすのでヤニがつく。
同じ治療をしていた先生の治療室。
広めのは部屋は銀じゃないけど”いぶし銀”って言う表現がぴったりな様相を呈して。本も壁も天井も、全部がセピア色。
年末の勉強会の後、みんなで大掃除をする際、
”壁には手を付けるなよ”と大御所。
いつの年だったか、新しめの方がマジックリンをシュッと。
アア～～～一斉のため息。
そこだけ真っ白くなるので、禁忌だったのです—–。
正月休み、意を決してマジックリンを。
はい、やり始めたら最後までやらないと無残なことになるのです。
しかし途中で力尽き・・・。
昨日、師の声を聞きながら、残った部の磨きを。
先生が鬼籍に入られてからこの1月で5年。
どうしてらっしゃるかなぁ・・・って普通に頭をよぎる。
向こうに行かれた先生方も多いから、きっと賑やかにしてらっしゃるだろうと思うようにしている。そう思いたい。
年が明け、そんなことを思いながらせっせと掃除をしてました。
