東京都世田谷区の鍼灸とマッサージ 弦巻鍼灸院 ブログ

依然として

朝から曇ったままです。
暮れも押し迫ったある日、「今日、お願いできませんか?」のお電話。
空き状況は一枠だけ。その枠で昼食をとるべく、まさに”いただきます”を口に出したところ。
(今すぐに来て頂けたら可能なのですが・・・)さすがにこの5分以内にいらっしゃるのは無理だろうと思いながら返答しますと
「すぐ行けます。実は目の前に居ます・・・。」
(・・・すぐ、参ります。)
というわけで、私も箸をつけずに仕事場に戻りました。
久しぶりです。
フルネームをいただき、カルテを探し出し。
〇さまの事は覚えております、腰痛を主訴にした印象に残る症例でした。
「覚えててくれましたか。此処って改装したんですね。」
初診は2011年2月です。
「座位から立ち上がろうとして右の腰を痛めた。1週間前です。」と言っておられました。
それから4か月後、再来院。
(前回の後は、腰の具合いかがでしたか?)結構運動制限もあった前回の様子をイメージしながら、ちょっと控えめに聞いた私に
「あ、前回ね。あのまま無くなったよ痛み。」
この時もやはり右上位腰部の痛みと、左仙骨部でした。
そして丸6年後、ご来院3度目になったわけです。
「僕はね、実は今ここに住んでいないんですよ。」
(え?そうだったんですか!)新住所をお聞きしたら、やや距離ございます。
「たまたまこっちに用事があって来ていました。4日前に痛めた腰がどうにも駄目で。この後もまだ仕事があるしマズイなあ・・・って。そして此処の鍼灸院を思い出したってわけです。来ていた先で”腰が駄目だからあそこの鍼灸院で鍼してもらって帰るわ”って言ったら、”鍼灸院なんてあったっけ?”っていわれましたよ。知らないんだぁって思ったんだよね。」
うふふ、依然として目立たぬ鍼灸院。キラキラした鍼灸院でない方が好みなので、きっとこれでいいのです。
〇さま、今回も腰とおっしゃっていますが。前回前々回とは、状態は近いですがお痛めになった位置が随分と違うようです。”此処が痛いんだ”と、ご本人が指し示す位置は近いのですけど。
あのあとのお仕事、上手くこなせましたでしょうか。
ご転居なさっても、思い出していただけて大変嬉しゅうございました。

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