東京都世田谷区の鍼灸とマッサージ 弦巻鍼灸院 ブログ

今年の桜

とても若かった頃にお世話になったところに伺う。
環八をひたすら北へ。
環七に比べるといつも渋滞する環八なので、早めに出かける。
しかし道路は思いのほか空いていた。
あの頃””を付けてお呼びしていた先生も奥様も、可愛らしいお孫さんが沢山のおじいちゃまとおばあちゃま。
いやはや。。
黒い装いの時でないとなかなかお目にかかれない方々との近況のご報告も、やはり震災の話題を抜いては出来ない。
道中に見上げた今年の桜はいつものように美しく、それがゆえにとても哀しく映った。

 
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試練の春

春。新しい生活のスタートをきる人も多い春。
先日みえた〇さま。
お子様の保育園がスタートしたのだそうで。
(最初は泣き叫んでいるのでしょうか?)
「ええ。大合唱でした・・・。うちの子はあっけにとられている感じでしたけど。」
毎朝の使命のように、わが子も泣いてましたっけ。今のカレからは、想像がムズカシイが。
親も子も、試練の春といったところかしら。
そういえば・・・・暴れん坊のYちゃんも、保育園デビューしたはず。
報告が、楽しみである。

 
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これも、蘭。

Image110405.jpg虹手毬蘭。。こんな蘭も、あるのね・・・。

そして蘭とは全く無関係だけど、先日久しぶりに同業者の集まりがあった。
面識はあっても、じっくりお話する機会が少ないHセンセイとお隣になって。
「ところで、お幾つなんでしたっけ?」と訊ねられて
(お愛想なしで、リアルに当ててみてください。)とワタシ。
しばし真剣に考えてくださったHセンセイ、流石です。ぴたりと当ててくださった。
妙にウレシカッタ。。。年齢に、追いつけたような気がして。

 
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奮闘

震災から丸3週間がたった先週末。
「やっと休みが取れたので。」と、来院された〇さま。
「不休だった。しかし、今後も予断を許さない状況・・」
その前の週にも
「東北に支社があるので、即行って来た。」とおっしゃっていた方もいらしたし
「建物の修繕修理の仕事をしている。あれ以来、やれどもやれども仕事が終わらない。」との方も。
みなさん、奮闘しておられる。
じっと耐えて、踏ん張っておられる。。。。

そんな中を、桜が咲き出した。

 
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夜景におもう

 スーパーも駅も、いたるところで明かりが落とされている。
東京の夜景の美しさが好きだった私。
なかでも出先から眺める東京タワーの灯りが大好きで、「また明日からガンバロウ!」
いつもそんな気力が湧いてくるのだった。
東京の夜景が、一変したことで気付いたこと。
私は、何を観て心を満たしていたのだろう。。。。
きらびやかな、ツクラレタアカリ。無くてもいいものに使われてきたエネルギィ。
街の明かりが落ちて、目が覚めたことがこんなにもあった。
あって当たり前だった電気・安全な水道水。
気付きと、反省と。  自問の日々はまだまだ続きそうである。

 
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肌身離さず

最近、よく思い出すことがある。
子どもだった頃、近所に住んでいたおばあちゃんのこと。
ものすごく腰が曲がっていた。杖をついて歩いていたのだが、その背中にはいつも、本当にいつも風呂敷で包まれたものがあった。
小さな弁当箱くらいのものを、肌身離さず背負っていた。
その姿は、子ども心にも何となく奇異に映っていた。
そのおばあちゃんが亡くなったとき、棺に納められたというそれは、古いお金だったと知った。

3.11以来、考え方も大きく変化した。
いざという時の備えについても、考えを改めた点が多い。
こんな時だからこそあのおばあちゃんのことを思い出したのだと思うが、
今だからあのおばあちゃんの気持ちが、少し理解できたようなそんな気がしている。

 
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